スポンサーリンク

西国三十三所

西国三十三所観音巡礼 第十二番札所・岩間寺~第十三番札所・石山寺

西国三十三所観音巡礼はのんびり行っているが、一年をかけて三分の一を済ませたところである。
今回から滋賀県に入る。
今日はシャトルバスで岩間寺まで行き、次にバス停まで歩いてからバスで石山寺まで向かったので歩行距離は少ない。

歩行日:2019年12月8日
出発地:岩間寺駐車場(10:25)
到着地:京阪バス・中千町バス停(13:50)
総歩行距離:3.5 km

西国三十三所は持ち回りで月に一回、法要を行うことにしており、「月参り巡礼」とよばれる。
今月は筆者が次に訪れる岩間寺(いわまでら)の番であり、それが12月8日に行われるため、JR石山駅から無料シャトルバスが出ていた。
9:45、JR石山駅に着いた。

石山駅からシャトルバスで30分ほどで岩間寺に着く。

10:25、岩間寺駐車場に着いた。


岩間寺は正式名称・正法寺(しょうほうじ)で、山号は岩間山。宗派は真言宗醍醐派。
西国三十三所の第十二番札所である。
722年、女帝・元正天皇(げんしょうてんのう)の勅願により、泰澄(たいちょう)が開基した。

鐘楼。その横に観音さんが見えるが、「ぼけ封じ観音」とよばれている。

白姫龍神。女性が祈ると美人になれるのだとか。

境内に入る前に展望広場があった。天気が良い日には吉野まで望めるらしい。

岩間寺には山門はないが、二対の金剛力士がにらみを利かせている。

境内に入る。

立派なイチョウの木が見えてきた。「火伏の銀杏(ひぶせのいちょう)」とよばれているらしい。

手水舎で心身を清める。

本堂。本尊は千手観音。
今日は「月参り法要」が本堂内陣で行われる予定であるが、先着100名しか入場できないとのこと。
筆者がもらった整理券は97番であり、ギリギリ間に合ったことになる。観音様、ありがたやー

内陣はもちろん撮影禁止なので、法要の様子は撮影できない。
観音経、般若心経、真言の順で執り行われた。
本尊はテレビ放送から紹介する。
この千手観音は、毎夜日没時に厨子を抜け出て百三十六地獄を駆け巡って人々を救済し、
日の出とともに岩間山へ戻る際には汗だくになっていて、「汗かき観音」とも呼ばれている。

岩間寺は元正天皇の勅願により、泰澄(たいちょう)によって開基された。

岩間寺のご詠歌。
「水上は いづくなるらん 岩間寺 岸打つ波は 松風の音」

西国三十三所では各札所に独自のスイーツが設定されていて「スイーツ巡礼」といわれる。
岩間寺のスイーツは「栗さらさ」。

岩間寺の御朱印。観音さんが本尊なので「大悲殿」と書かれている。

本堂の隣には不動堂があった。

岩間寺のお不動さん。

本堂と不動堂の間には芭蕉池という池がある。
松尾芭蕉は、有名な句「古池や蛙飛び込む水の音」をこの池を見て詠んだといわれている。

ワンちゃん。

岩間寺は、雷除けの寺としても知られている。

弘法大師を祀る大師堂。南無大師遍照金剛。

この日は月参り巡礼の日だったため、みそ汁の接待があった。
あとは、300円で炊き込みご飯を買って、今日の昼ご飯とする。

岩間寺を出発して、バス停まで歩く。
バス停までは徒歩でおよそ45分。

遠くに琵琶湖が望める。

石山寺まで 3km。

中千町バス停に到着。
ここが岩間寺最寄りのバス停であるが、岩間寺までは徒歩50分かかる。

14:10、バスに乗り、15分ほどで石山寺に着いた。

石山寺の山門。東大門とよばれる。
石山寺の山号は石光山。宗派は東寺真言宗。
747年、聖武天皇の勅願により、良弁によって開基された。
西国三十三所の第十三番札所となっている。

石山寺の金剛力士像は運慶・湛慶親子の作と伝わる。

境内に入る。

石山寺の境内。字が細かく見えないが、とにかく広い。

鯉さん。

手水舎。

本堂へ通じる坂は「大坂」とよばれる。

石山寺の本堂。この本堂は正堂(しょうどう)、合の間、礼堂(らいどう)からなる複合建築であり、
国宝である。
本尊は如意輪観音。

本尊の如意輪観音は日本で唯一の「勅封秘仏」であり、三十三年に一度および天皇御即位の翌年に御開帳される習いになっている。
したがって、来年(2020年)開扉され一般公開される予定となっている。
普段は御前立(おまえだち)を拝観することができ、テレビ放送から紹介する。

石山寺はその名の通り、奇岩である硅灰石(けいかいせき)が有名であり、
国の天然記念物である。
如意輪観音は硅灰石の上に乗っている姿を模している。
本物の硅灰石は後ほどご紹介する。

石山寺の御朱印。「大伽藍」と書かれている。
あと、紫式部が源氏物語を起筆したのがこの寺であり、彼女のスタンプも押印されている。

紫式部の御所人形。

本堂を出て、多宝塔の方へ上がっていく。

石山寺の経蔵。高床式(たかゆかしき)の校倉造り(あぜくらづくり)となっている。

鐘楼。重文。
屋根は入母屋造桧皮葺(いりもやづくりひわだぶき)で、
袴腰(はかまごし)を漆喰塗(しっくいぬり)としている。
なんかカッコイイ。

さらに上に行くと、多宝塔、月見亭、芭蕉庵などがある。

正面に見えるのが多宝塔。

この多宝塔は日本最古で、国宝である。
多宝塔の本尊は大日如来であり、これは重文。

石山寺・多宝塔の本尊である大日如来。重文。これは快慶作。

松尾芭蕉が仮住まいをした芭蕉庵。奥に見えるのが月見亭。

月見亭。保元年間(1156-1158年)に後白河上皇の行幸の際に建てられ、月見の名所。
歌川広重の「近江八景 石山秋月」でも描かれている。
中央には玉座(ぎょくざ)がある。

歌川広重の「近江八景 石山秋月」。
写真左上に月見亭が描かれている。

心経堂の辺りでは紅葉を楽しめた。

心経堂。平成2年に建立。本尊は如意輪観音。

紫式部像。

本堂まで下りてきた。本堂前にある珪灰石(けいかいせき)。
石山寺の名の由来にもなっている。
国指定の天然記念物。
奥に見えるのは国宝の多宝塔。

毘沙門堂。本尊は兜跋毘沙門天(とばつびしゃもんてん)。

御影堂。重文。南無大師遍照金剛。

大黒堂。

休憩所には紫式部の自販機。

石山寺のご詠歌。
「後の世を 願うこころは かろくとも ほとけの誓い おもき石山」

参拝後は「叶 匠壽庵(かのうしょうじゅあん)」さんで、石餅をいただく。

おみやげには「あも」を購入。
これは求肥(ぎゅうひ;白玉のようなもの)を小豆でくるんだ和菓子。

岩間寺では、ぎりぎりのタイミングで月参り巡礼法要に参席することができ、ラッキーだった。
お坊さんの法話を聞くことができ、また接待の味噌汁も具沢山で美味であった。

石山寺はさすがに歴代の天皇陛下も行幸されているだけあって、格式高いものであった。
境内は広く、高低差もあるので散策すると良い運動になった。

次回は比叡山延暦と再三にわたり対立した三井寺であり、これもまた楽しみである。

スポンサーリンク

-西国三十三所

© 2021 山歩き町歩き日記 Powered by AFFINGER5