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コロナウイルス

(コロナウイルス)皆さん、コロナワクチン接種しますか?

プロフィール欄にも書いたように、これからは世間のいろいろなニュースの中で私が興味をもったものについて記述したい。コロナワクチンについては、私は去年の3月に記載した

職場、学校、家庭、友達同士の中で一度は話されたことがあると思うが、皆さんはコロナウイルスワクチンが解禁されたら接種を希望されるだろうか。感染しにくくなる、あるいは重症化しにくくなることが接種のメリットである一方、アレルギーや神経障害等の副反応がデメリットとして考えられる。

昨年末、ファイザー社やモデルナ社のワクチンの有効率は 90% 以上であることが報告された。ここで注意したいことは、90% とは「100人接種したら90人は罹らない」という意味ではないということである。


ワクチン接種群)21,769 人中、9 人感染
(プラセボ投与群)21,769 人中、85 人感染
→ 有効率=(85-9)/85=89.4%

90% とはこのような意味である。これで効果があるかどうかは、皆さん個人で考えていただきたい。「90%」という数字ほどは大きなインパクトはないというのが私の感想である。これを発表した翌日にファイザー株は暴騰したのだが、ファイザーCEO がそのときに自社株を売り抜けたことは有名な話である(笑)

そして表題のニュースである。上記の通り、アメリカ製ワクチンが 90% の有効率である一方、中国製ワクチンの有効率が 50% だったということである。ファイザーの 90% でさえ、「打たないよりは打った方が良いのかな」という程度なので、50% では考えてしまうところである。

ところで、皆さんも接種されたことがあるかもしれないが、インフルエンザワクチンの有効率は 30-60% である。したがって、インフルエンザワクチンを接種したからといって、必ず罹らないかといえばそういう訳ではないことがお分かりになると思う。接種するかどうかは個々人の判断に委ねられるべきであろう。ちなみに、私はインフルエンザワクチンは接種したことがない。

おたふく風邪や麻疹のワクチンが一度(正確には二度)接種すれば何十年も免疫が成立するのに対し、インフルエンザワクチンの有効期間はせいぜい数か月である。免疫期間が短いだけでなく、インフルエンザの場合はさらに変異するので、ワクチンの効果が得られにくいことは理解できる。

では、コロナワクチンは、麻疹ワクチンタイプかインフルエンザワクチンタイプのどちらであろうか。

ご存知の通り、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)はインフルエンザウイルスと同じく速いスピードで変異することが知られており、残念ながらインフルエンザワクチンと同様に免疫が成立したとしても短期間で消失すると予想している。そうであれば、コロナワクチンは毎年接種する必要が出てくるため、今後もまだまだ大変だろうなと考えている。

副反応については、今のところアナフィラキシーや神経障害ような重篤なものの発症率は十万人に一人と少ないため、リスクとベネフィットを天秤にかけて罹ったら運が悪いと諦めるレベルのものだと言ったら言い過ぎだろうか。これはどのワクチンでも起こりうる頻度である。

医療従事者や高齢者でない限り、そう遠くないうちにコロナワクチンの接種を判断する時期がくると思われる。「必ず接種した方が良い」「接種したら危険だ」というものではなく、ワクチンの有効性とリスクを科学的に評価して、皆さん個人で適切にご判断いただければと思う。

 

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