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西国三十三所

西国三十三所巡礼の先達認定

先日、岐阜の華厳寺をお参りすることによって、西国三十三所巡礼が無事に満願となりました。

西国三十三所巡礼には『札所会』というのがあって、満願となった後、札所会に申請することによって先達になることができます。

 

先達とは

これから巡礼を始めようとする人を導く導師のことを先達(せんだつ)といいます。

西国三十三所巡礼だけではなく、四国の遍路や他の巡礼行にも先達はいらっしゃいます。

西国三十三所巡礼の場合は、三十三カ所のお寺全てで御朱印をいただき、それを最後のお寺で確認してもらうことにより、申請書をいただくことができます。

僕は、第三十三番札所の華厳寺で満願となりましたので、華厳寺で申請書をいただきました。

 

申請料は今年から 13,000 円となっています(昨年までは 1 万円)。
3月初旬に申請して、ようやく先達に認定されました。
それに伴い、いろいろな授与品が届きましたのでご紹介します。

 

授与品について

頭陀袋

ろうそくと線香、経本、念珠、納経帳、納め札などはこの中へ。

 

札所以外の場所では、「公認先達」の文字はボタンで隠すこともできます。

 

名札

モザイクで隠していますが、氏名と先達認定番号が記載されています。

 

輪袈裟

オレンジ色で、井筒法衣店のしっかりしたものですね。
先達として参拝するときには、頭陀袋、名札、輪袈裟が必要らしいです。

 

 

軸装納経帳

今後、西国三十三所巡礼のときは通常の納経帳ではなく、この軸装納経帳に御朱印をいただきます。

 

このように御朱印をいただくことになります。

 

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八角形用紙による納経集成となっており、ここに御朱印をいただきます。
この八角形納経札による満願も昇補(後述します)のための一巡とみなされます。

 

 

先達と一緒に参拝する特典

家族や友人を連れて再度西国巡礼をすると、先達に連れられて参拝した人にはご詠歌の護符が授与されます。

 

 

札所会主催の行事案内

先達に認定されると、ここに示すような各種勉強会に参加することができます。
僕はこういうセミナーが大好きなので、今から楽しみにしています。

 

 

先達の昇補について

実は、先達になったら、それで終わりではなく、先達→中先達→大先達・・・と位が上がっていきます。

位        昇任するための巡拝回数     申請料
先達      1巡             1.3万円
中先達      先達で2巡    (計 3)   1万円
大先達      中先達で3巡   (計 6)   1万円
特任先達     大先達で5巡   (計11)  3万円
特任権中先達   特任先達で6巡  (計17)  3万円
特任中先達    特任権中先達で6巡(計23)  3万円
特任権大先達   特任中先達で6巡 (計29)  3万円
特任大先達    特任権大先達で5巡(計34)  30万円

 

これは、裏技ですが、先達になった後、軸装納経帳と八角形納経札に御朱印を同時にいただくことにより、二巡せずとも一巡で中先達に昇補となることができます(笑)
現在、先達の方は 1 万人以上おられるそうです。皆さん、西国三十三所を結構巡礼されているんですね。

 

次の満願がいつになるのかは未知数ですが、観音さまの功徳を授かるべくまた歩き出したいと思います。

 

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