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みちのくひとり旅-平泉・毛越寺

みちのくひとり旅-平泉・中尊寺』の続きです。

 

毛越寺は難読であるが、「もうつうじ」と読む。
「もうおつじ」→「もうつじ」→「もうつうじ」になったとのこと。

 

毛越寺の位置。
中尊寺からは徒歩30分くらいなので、散策しながら歩くにはちょうど良い距離。

 

 

歩行日:2021年4月30日
出発地:中尊寺バス停(10:45)
到着地:中尊寺バス停(15:00)
総歩行距離:10.7 km

 

今日のルート。
中尊寺境内を全て回って(2-3km 地点)、その後トレイルルート(5-6km 地点)を通って毛越寺(もうつうじ)(7-8km 地点)に行き、
そこから金鶏山を軽い登山(9km 地点)して、再び中尊寺に戻るという欲張りなルート。

 

 

 

12:30、中尊寺を出発して、トレイルコースを通って毛越寺へ向かう。
これは大池ハス。
ここにもかつて藤原清衡によって建立された寺があったという。
上図の 4km くらいの地点。

 

 

 

中尊寺を出て南に進む。

 

 

 

関西だったら「まあ、大丈夫だろ」と思っていても、岩手県で「クマ出没注意」といわれると本気で恐ろしくなる。
つーか、この看板の熊の絵、怖すぎだろ。

 

 

 

赤もみじと青もみじ

 

 

車道を外れ、トレイルコースを歩く。
筆者の他には誰も歩いていない。

 

 

木槌で木板をたたいて、人の存在を知らせてくださいとのこと。
でも、木槌は壊れている。。。
一応、叩いたけども、こんなのでクマは避けてくれるのか???

 

 

熊に襲われたとき、最も良い方法は、逃げるでも死んだふりをするでもなく、「生死をかけて戦う」だそうだ。
そんなことを考えながら歩く。

 

 

ここにも木板があった。

 

 

 

15分ほど歩いてようやく車道が見えてきた。

 

 

 

13:00、車道を少し歩くと「平泉展望台」というところに着いたので寄ってみる。

 

 

 

木が生い茂っていて何も見えなかった。。。

 

 

 

車道を毛越寺の方へ歩く。

 

 

 

開けた場所に出た。

 

 

 

車道を少し進んで再び山道に入る。

 

 

 

コーン!

 

 

東北自動車道の横を歩く。

 

 

ムスカリとチューリップとスイセン

 

 

 

正面が毛越寺。

 

 

毛越寺境内の外にひっそりとたたずむ行疫神堂。
行疫神(ぎょうえきじん)とは、はやり病をひきおこす疫病神のことで、タイムリーなので疫病退散を祈願しておいた。

 

 

 

右は毛越寺の駐車場、左は毛越寺。

 

 

毛越寺の駐車場。

 

 

13:20、毛越寺の山門に到着。
毛越寺の山号は医王山、宗派は天台宗。
正面奥に本堂が見える。

 

 

 

山門横にはツツジが咲いていた。

 

 

拝観料 700 円を納めて境内に入る。
少し高いように思うが、宝物館にも入れるので妥当だろう。

 

 

ここに南大門があったとのこと。
礎石は今なお残っている。

 

 

本堂を参拝する。
毛越寺の寺格は天台宗別格本山。
ご本尊は、薬師如来さまで、脇侍は日光菩薩さまと月光(がっこう)菩薩さま。
周りを四天王さまが守護している。

 

 

 

毛越寺は境内が庭園となっており、その中心に「大泉が池」という池がある。

 

 

開山堂。
中尊寺と同じく、開山は慈覚大師・円仁。

 

 

お堂の跡が点在している。

 

 

講堂跡

 

 

遣水(やりみず)という池に水を送る水路。

 

 

常行堂があるのは比叡山と同じ。

 

 

 

常行堂と法華堂の跡地。
渡廊で結ばれていたと書いてあり、正しく比叡山のにない堂と同じだな。

 

 

鐘楼堂。

 

 

 

境内の東端を歩く。

 

 

宝物館を拝観し、全て見終えた。

 

毛越寺の御朱印。

 

 

あと、四寺廻廊の御朱印もいただいた。
四寺廻廊(しじかいろう)の公式 HP はこちら。

これで2つめの御朱印。

 

 

歩き疲れたので、「松風庵」という境内にある茶店で休憩。
みたらし団子と抹茶をいただく。

 

 

毛越寺の東に、藤原2代・基衡の妻が建立した観自在王院の跡地がある。

 

 

境内を囲んでいた土塁の跡。

 

 

 

さて、中尊寺に戻り、帰りのバスを待つとする。

 

 

2:20、おっ、金鶏山の登山口に出くわした。
帰りのバスは 15:10 発なので、まだ少し時間があり、立ち寄ってみることにする。

 

 

金鶏山とは、藤原氏が黄金の鶏を埋めたので、この名が付いたという。

 

 

源義経妻子の墓というものがあった。
筆者は、源義経の悲話を鞍馬寺のブログでご紹介した。
兄・源頼朝は、藤原四代泰衡に命令して義経の命を狙い、義経は自害に追い込まれたのだが、その時に亡くなった妻子の墓。

 

 

さて、登山開始。

 

 

距離は短いが、勾配は急で思ったよりきつかった。
14:30、金鶏山の山頂に到着。
標高 98.6m。

 

 

山から下りると、観音堂があったので、千手観音さまを参拝。

 

 

再び、中尊寺に向かう。

 

 

中尊寺バス停に到着。
15:10 発のバスに乗って仙台に戻る。

 

 

東北道を南下し、、、

 

 

16:50、仙台駅前に到着。

 

 

今日の夕食は『司』さんで。

 

 

仙台といえばこれでしょ。

 

 

あと、仙台駅の『ずんだ茶寮』さんで「ずんだシェイク」を購入。

 

 

思った以上に歩き、まさか登山まですることになるとは思わなかったが、いろいろ楽しめたので良しとしよう。

平泉の代表的な名刹である中尊寺と毛越寺を一日で巡ったわけだが、こんなに遠くまで逃げてきた義経と弁慶に思いを馳せながらの歩行だったので、あっという間の一日だった。

茶店の女将さんと話をすると、平泉は四季で全く違う顔を見せてくれるというので、次は秋と冬に来たいと思った。

 

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