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みちのくひとり旅-山寺・立石寺

四寺廻廊(しじかいろう)巡礼、今日は 3 つ目のお寺である山寺を参拝する。
四寺廻廊の公式 HP はこちら。

 

山寺(立石寺)の位置。
仙台と山形を結ぶ仙山線にあり、文字通り山の中にあるお寺。

 

 

 

山寺の正式名は立石寺(りっしゃくじ)だが、通称の山寺でよばれることが多いようである。
山寺は、松尾芭蕉が「閑さや 岩にしみ入る 蝉の声」と詠んだ場所である。
また、信長による比叡山焼き討ちにより、延暦寺の「不滅の法灯」が一時焼失したとき、山寺に分灯されていた法灯を戻すことで事なきを得たという伝説もある。

山寺については、2021年4月に『山寺立石寺 霊場の歴史と信仰』という本が出版され、最上義光との関係(後述します)や比叡山延暦寺との関連なども詳しく解説されているのでご参考にされたい。

 

 

 

このように比叡山延暦寺とゆかりの深いお寺ということで、いつか行きたいと思っていたのがようやく叶ったということである。

 

 

歩行日:2021年5月1日
出発地:JR 山寺駅(8:15)
到着地:JR 山寺駅(11:55)
総歩行距離:6.5 km

 

今日のルート。
山寺駅前から山寺の入口(参道とはいわず登山道という)まで徒歩 10 分弱で、土産屋や食堂の駅の周りに密集しているので、自家用車よりも電車で行くのが便利だろう。
下の地図の大仏殿というのが奥の院である。

 

 

登山口から 1,015 段の階段を上って奥の院まで行くことができる。

 

 

朝 6:50 の仙台駅。
7:07 発の山形行き普通列車に乗る。

 

 

朝早いし、仙台はまん防重点区域に指定されていることもあり、電車は空いている。

 

 

8:15、山寺駅に到着。

 

 

さっそく歩行を開始するが、駅を出ると正面が山寺であり、上の方にお堂が見えている。。

 

 

登山口というのが参道である。

 

 

道を東に進む。

 

 

山寺は、元禄二年(1689年)に松尾芭蕉が奥の細道で立ち寄った寺でもある。

 

 

駅から10分ほど歩くと、山寺に着く。

 

 

階段を上ると本堂の根本中堂が見えてくる。
ご本尊は、比叡山と同じく薬師如来さま。
内陣は撮影禁止だったが、須弥壇の前には二灯の『不滅の法灯』が安置されていた。
ご本尊と四寺廻廊の御朱印は本堂でいただける。
ただ、現在8時半であり、御朱印は午前9時からとのことだったので、先に山を上ることにした。

 

 

芭蕉の句碑と清和天皇のご宝塔。

 

 

芭蕉ゆかりの手水盤

 

 

力こんにゃくを店の人に勧められたので一本食す。
1個おまけしてくれた。

 

 

山寺の鎮守社である日枝(ひえ)神社。
日枝→ひえ→比叡ということで、比叡山ゆかりのお寺ということが分かる。

 

 

念仏堂。

 

 

鐘楼。

 

 

登山口。
ここで入山料300円を納める。
したがって、本堂だけ参拝するなら参拝料は不要である。
まあでも、山寺に来て、山を登らない人もいないだろう。

 

 

それでは階段上りをスタートする。

 

 

開山の慈覚大師・円仁が雨宿りをしたといわれる姥堂(うばどう)。

 

 

西国三十三所の観音さまを拝みながら上る。
現代ならともかく、昔は山形から西国三十三所を参拝することは簡単にはできなかっただろう。
山寺でも西国三十三所巡礼ができることを嬉しく思う。

 

 

いろんな祠や仏像がそこここに置かれているので、楽しみながら歩ける。

 

 

道幅が四寸の道。

 

 

せみ塚。
『閑さや 岩にしみ入る 蝉の声』をこの山寺で詠んだ芭蕉。
この句を短冊にしたためたものをこの地に埋めて供養している。

 

 

絵画のような階段。

 

 

弥陀祠。

 

 

仁王門に到着。

 

 

上の石穴には人骨が納められているとのこと。

 

 

阿形さま

 

 

吽形さま

 

登り始めて初めてのお堂「性相院」に到着。
慈覚大師・円仁作と伝わる阿弥陀如来さまが祀られている。

 

 

山寺を開いた慈覚大師・円仁を祀った開山堂。

 

開山堂。
中には大師の木造の尊像が安置されており、朝夕、食飯と香が絶やさず供えられている。
普段は扉の閉じられているが、年に一度、大師の命日に当たる一月十四日に法要が行われ御開帳される。
また、このお堂が建つ崖下にある自然窟に大師の御遺骸が金棺に入れられ埋葬されている。

 

開山堂の横の崖に立つ祠は、写経を納める納経堂で、山内で最も古い建物である。
しかし、すごいところに立っている。

 

 

正面に見えるのが開山堂で、左が納経堂。右上に少し見えるのが五大堂。
五大堂が景色が最もよく見えるスポットなので、五大堂に行ってみる。

 

五大堂。

 

 

お不動さまをはじめとする五大明王が祀られている。

 

五大堂から見える風景。
この景色を見るためだけでも、山寺に来る価値はあると思う。

 

 

山寺駅もよく見える。

 

 

五大堂から開山堂と納経堂を望む。

 

 

開山堂と五大堂から戻り、奥の院方面へ進む。

 

 

金乗院。
ご本尊は、延命地蔵菩薩さま。

 

 

さらに上っていく。

 

 

大正天皇が行幸されたときの行在所(あんざいしょ)。

 

 

中性院(ちゅうせいいん)。
ご本尊は、阿弥陀如来さま。

 

 

最上義光(もがみよしあき)の霊屋。
最上義光は出羽国(今の山形県)の大名で、関ケ原の戦いでは東軍についた。
山形を愛した武将として知られる。

 

 

華蔵院(けぞういん)。
ご本尊は、聖観音さま。
となりには、ミニ三重塔である三重小塔がある。

 

 

修行の岩場。
ここで命を落とす行者も多かったらしい。

 

 

奥の院に到着。
筆者は、寄り道しながらなので麓から1時間くらいかかったが、普通なら45分くらいで登れるだろう。
階上の右が奥の院、左が大仏殿。

 

 

奥の院。
ご本尊は、釈迦如来さま。

 

 

大仏殿。
ご本尊は、丈六の阿弥陀如来さま。

 

奥の院の御朱印。
2つで1セットとなっている。

 

 

参拝を全て終え、山を下る。
途中、土産屋に立ち寄り、先週の善光寺に引き続き、再び御朱印帳を2冊も買ってしまった。。。

 

 

あと、山寺タオルとやらも買ったど!

 

 

山を下りる。

 

 

ねじれ杉ってたまに見ますよね?

 

 

ふもとまで下りてきた。
根本中堂で本堂と四寺廻廊の御朱印をいただく。
「法灯不滅」と書かれている。

 

 

四寺廻廊、3つ目の御朱印。

 

 

現在時刻は10時20分。
仙台行きの電車は11時10分発だったので、それまで山形そばを食べることにした。
立ち寄ったのは駅からほど近い『そば処 信敬坊』さんで、この時期しか食べることのできない「寒ざらしそば」をいただく。
寒ざらしそばとは、秋に収穫したそばを寒中に冷たい水、あるいは清流に数日間浸けてから寒風にさらし、乾燥させた玄そばを挽いて打つそばのことで、4-5月しか食べられないとのこと。
こしがあって美味い!

 

 

そして、そばを食べているまさにその時に、iPhone の緊急地震速報が鳴り響き、「19秒後に強い揺れが来ます」とのことだった。
その後、30秒くらいの長く強い地震が来たのだった。
揺れが収まるのを待ち、そばの残りをたいらげた。

その後、電車が動くかどうかが心配だったので、とりあえず山寺駅に戻ってみた。

 

 

「全面運休となっておりません」って、駅員さんもパニクっておられるようだ。

 

 

この日は仙台駅に戻ってから松島に行こうと思っていたのだが、どうも無理なようである。
それでも、思ったより早く電車は動いてくれ、45分遅れの11時55分に仙台行きの電車が来た。

 

 

山寺駅から仙台駅まで、通常なら1時間程度なのだが、この日は地震の影響でゆっくりゆっくりだったので、2時間半かかった。
14時半の仙台駅。
新幹線が夕方まで不通となっているため、ものすごい行列となっていた。

 

 

電車が動かないため、今日はこれにて打ち止め。
皆が数時間待ちの行列を作っているのを尻目に、筆者はスタバで買ったキャラメルマキアートを持って駅前のホテルに戻った。

それにしても、山寺は断崖に立つ山寺で、関西ではこのような寺は見たことがなく、神秘的な体験となった。
次は真冬に行って、五大堂からの冬景色を見てみたいと思った。

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