以前の記事で、西国三十三所を満願し先達に認定されたことをご紹介した。
(認定といっても、自分で申請したのだが。。。)
先達というのは、家族や友人を連れて西国三十三所巡礼を案内する人のことである。
先達の次の位として「中先達」というのがあり、「中先達」になるには西国三十三所巡礼をあと2巡する必要があり、それを目指して参拝することにした。
前回満願したときは、「順打ち」といって一番札所の青岸渡寺から順番に回ったのだが、今回の巡礼は特に順番を決めず、気ままに回ることにした。
ただし、先達といっても導く人は誰もおらず、一人での参拝なのだが。。。
歩行日:2021年5月15日
出発地:阪急電車・箕面駅(06:50)
到着地:阪急バス・小野原バス停(11:55)
総歩行距離:14.5 km
今日のルート。
箕面の滝から勝尾寺へ向かういつものルート。
消費カロリーは 1,931 キロカロリー。
歩いた軌跡をダウンロードされたい方はこちらからどうぞ。
6:50、阪急・箕面駅からスタート。
箕面の滝に向かってスタート。
山の上に見えるのは箕面観光ホテル。
ちなみに、このホテルへ行く場合は垂直にそびえ立つエレベーターに乗ることになる。
こんな所によくホテルを建てようと考えたものだと感心しながら筆者は歩く。
7:30、箕面の滝に到着。
7:40、箕面の滝駐車場。
大阪は緊急事態宣言が発令中なのでクローズドとなっている。
7:45、山道に入る。
8:20、ビジターセンターに到着。
ビジターセンター横から東海自然歩道に入る。
ここは東京・高尾山まで続くハイキングコースの西の起点。
9:15、山頂の最勝ヶ峰(標高 540m)に到着。
山頂には開成皇子座禅石がある。
この石は、勝尾寺を開山された開成皇子(かいじょうおうじ)が、勝尾寺の開祖である善仲、善算両上人と出会った場所とされている。
9:20、その横には勝尾寺を開かれた開成皇子の御陵がある。
ここは勝尾寺の奥の院となっている。
9:30、四差路に到着。
ここから東海自然歩道を離れ、勝尾寺方面へ進む。
倒木等をすり抜けながら進んでいく。
道が真っ白になっていると思っていたら、、、
この白い花はなんだろう???
アジサイでもないし、ノリウツギとも違うような。
ご存知の方、教えてください~
小さな両性花と大きな装飾花をまとっている。
勝尾寺の二階堂に到着。
法然上人が讃岐から京都への帰り道、ここに立ち寄り参籠して修行されたお堂。
二階堂から眼下の仁王門を眺める。
大日如来さまを祀った多宝塔。
我らがお不動さまのいらっしゃる不動堂。
まだまだ鯉のぼり
不動堂からの眺めをポートレートモードで。
鐘楼。
納経所とその奥には本堂が見える。
勝尾寺の本堂。
ご本尊は十一面千手観世音菩薩さま。
先達になって初めての御朱印。
軸装納経帳へいただいた。
八角形の納経札。
あと、おいずるを購入し、これにも御朱印をいただいた。
そして、早速これを着用しようとしたところ、お寺の人から「御朱印用のおいずるは普通は着ないものですよ」とアドバイスされた。
お恥ずかしい~🤣
勝尾寺の宗派は高野山真言宗なので大師堂がある。
南無大師遍照金剛。
開山堂。
約1300年前にこの地で草庵を構え修行をされた「善仲と善算」および勝尾寺の前身である弥勒寺を創建された「開成皇子」が祀られている。
鎮守堂。
そして、数年前からずっと閉ざされている薬師堂。
修復工事なのかな???
筆者はいつもここからお参りしている。
この通り、薬師堂へは通行禁止となっている。
三宝荒神社。
日本最初の荒神社。
筆者は、お不動さんとか、蔵王権現さんとか、三宝荒神さんとか、なぜかその系統の仏さまに惹かれる。
手水鉢はクローズド中。
階段を下りていく。
階段の左手にはたくさんのダルマさん。
階段を下りきったところにはお不動さま。
下から多宝塔を眺める。
仁王門。
扁額には「勝王寺」と書かれているが、王に勝つのはおこがましいということで「勝尾寺」に変わったという話である。
弁天堂。
オン ソラソバテイエイ ソワカ。
表から見た仁王門。
ここは西国三十三所の第二十三番札所。
勅使門。
さすがに開いているのを見たことがない。
勅使門から道路を挟んで向かい側に参道入口があり、ここから山を越えて歩いて帰る。
町石がある。
町石の歴史としては、高野山の町石道よりも古いらしい。
箕面市街が見えてきた。
ふもとに下りてきた。
小野原バス停に到着。
先達として初めて西国三十三所巡礼に詣でたが、御朱印用の白衣を着用してしまうなど、まだまだ慣れないことも多かった。
これに懲りず、これからもペーペー先達として、どんどん歩いていこうと思う。