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西国三十三所 大阪歩き

箕面の滝~勝尾寺ハイキング

(筆者注)
『箕面の滝~勝尾寺ハイキング』については、2021年4月にも歩いていますので、こちらもご参考にしていただければ幸いです。

 

 

先日、高野山に上り、随分と涼しかったという記憶があるので、
実は大阪近郊も山の上は涼しいのではないかと思い、近くの山に上ることにした。
結論から言えば、近くの山はまだまだ暑かった。。。

 

歩行日:2020年9月12日
出発地:阪急電車・箕面駅(07:50)
到着地:阪急バス・粟生団地バス停(13:05)
総歩行距離:14.0 km

 

今日のルート。
阪急電車・箕面駅から箕面大滝を経由して勝尾寺まで歩く、筆者にとっては歩き慣れたルート。

 

 

7:15、阪急電車・梅田駅から出発し、石橋阪大前駅を経由して 7:50 には箕面駅に着いた。

 

 

本日の天気は快晴。
しかし、想像していたよりも暑く、飲み物を多めに購入し、サーモスの中に注ぐ。
出発すると、程なく木々に囲まれた川沿いを歩く。

 

 

老若男女を問わず、散歩をしている人からランニングをしている人まで、いろんな人に出くわす。

 

 

8:20、箕面駅から30分ほど歩くと、大阪府民なら誰でも知っている箕面大滝に着く。
ここまで緩やかな坂道を上ってきたので、しばし滝の音を聞きながら休憩する。

 

 

ここから再度駅に戻ったとしても往復1時間となるので、結構良い運動になる。
しかし、今日はここからが坂道の本番。
まずは10分ほどかけて階段を上り、続いて車道に沿って歩く。
暑いが、山に上ると涼しくなると信じて歩く。

 

 

8:45、車道から外れて少し行くと、登山道の取り付きに着く。右手の階段から登り始める。

 

 

急登を上っていく。

 

 

9:15、汗だくになりながら30分ほど山道を歩き、箕面自然歩道に出る。

 

 

これまで自然研究路2号線という山道を歩いてきており、これから政の茶屋園地のパーキングに向かって進む。

 

 

ここからは平たん or 緩やかな下り道なので、気分良く歩ける。

 

 

9:40、パーキングに到着する。
実はこのパーキングのある場所は、昔「政の茶屋(まさのちゃや)」という茶屋のあった場所であり、
政の茶屋園地とよばれている。
また、東海自然歩道の起点もここである。
東海自然歩道は、大阪の「明治の森箕面国定公園」から東京の「明治の森高尾国定公園」までを結ぶ全長 1,697.2 km にも及ぶ長大な自然歩道である。

 

 

ここが東海自然歩道の大阪側の起点である。
この辺りの標高は 290m であり、ここから山頂の最勝ヶ峰(標高540m)までひたすら上り道となる。

 

 

途中、橋を渡る。

 

 

橋から箕面川ダムが見える。麓よりは気温が低いが、それでも暑くてクラクラする。

 

 

本日の行程中、最も体力的にきつかった所。
先日の高野山と異なり暑かった。

 

 

チャート岩石で作った方位盤が見えてきた。これが見えれば山頂は近い。
説明文によると、この付近も太古の昔は海底だったとのこと。

 

 

10:50、山頂に到着。標高540m。
ここには勝尾寺を開山した開成皇子の墓がある。

 

 

開成皇子が座禅をされ、開基の善仲、善算と出会ったとされる座禅石。

 

 

座禅石の隣にはプチ五輪塔が建てられていた。

 

 

10:55、裏に回ると開成皇子の墓に着く。墓は鎌倉末期の建立とのこと。
静かに手を合わせる。

 

 

さて、東海自然歩道を外れ、勝尾寺に下っていく。
結構な下り坂であり、転ばないように気を付けて進む。

 

 

11:15、下りたところは勝尾寺の境内であり、最も高い所に位置する二階堂へ着く。
勝尾寺自体は高野山真言宗の寺院であるが、この二階堂は法然上人が讃岐から京都へ帰る途中、
4年間念仏修業をした場所である。

 

 

二階堂前から勝尾寺境内を望む。

 

 

下りていくと、次に見えるのは多宝塔。本尊は金剛界大日如来。

 

 

さらに下っていくと、不動堂に着く。
お不動さんにご挨拶。

 

 

勝尾寺は勝ちダルマの寺であり、至る所にダルマが置かれている。

 

 

不動堂横のクスノキ。

 

 

鐘楼。コロナ禍のため、今は撞くことはできない。

 

 

勝尾寺の本堂。本尊は十一面千手観音。
西国三十三所の第二十三番札所である。

 

 

本堂の横には大師堂とお砂踏み。南無大師遍照金剛。

 

 

ここにも観音さん。

 

 

開山堂。善仲、善算と開成皇子の木像が安置されている。

 

 

鎮守堂。祭神として諏訪明神、八幡神、蔵王権現が祀られている。

 

 

三宝荒神社。日本最初の荒神社である。

 

 

石段途中には、ダルマが奉納されている。

 

 

ここにもお不動さん。

 

 

観音さん。

 

 

池の奥に見えるのは弁天堂。

 

 

勝尾寺の仁王門。

 

 

その横にはお地蔵さん。

 

 

勝尾寺の山号は応頂山。宗派は高野山真言宗。
西国三十三所の第二十三番札所である。

 

 

勅使門。奥の仁王門につながっている。

 

 

勝尾寺の参拝を終え、ここから山を越えて箕面市街へ向かう。
最後の上りとなる階段を上っていく。

 

 

道端には町石があり、国道171号線沿いの勝尾寺鳥居までおよそ 4km 続いている。
この町石は高野山のものよりも古いとのこと。

 

 

どんどん上っていく。

 

 

二町石。

 

 

三町石。

 

 

今は車やバスで勝尾寺に向かうが、昔の人はこの道を歩いて勝尾寺を参拝していた。

 

 

勝尾寺境内の境界を示す勝尾寺旧境内膀示(境界)八天石蔵。

 

 

ここまで来ると、後はひたすら下り道である。

 

 

途中、箕面市街地が見えた。

 

 

12:50、麓まで下りてきた。

 

 

田んぼの横には二十七町石。

 

 

13:05、平地は暑すぎて、歩く気が起きず、
粟生団地バス停から千里中央駅行きの阪急バスに乗って帰宅。

 

9月に入ったので、快適に歩けるかなと思ったのだが、まだまだ暑く、途中熱中症気味になった。
アブラゼミやミンミンゼミ、ツクツクボウシが鳴いており、山もまだまだ夏モードであった。

しかし、これから日に日に気温は下がっていき、山歩きには最適なシーズンに突入するので、
さぼらずに歩いていこうと思う。

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