2021年7月19日に2回目の接種を受けてきた。
筆者は自衛隊の大規模接種センターで受けたので、モデルナ製のワクチンということになる。
副反応が気になる方も多いと思うので、時系列的に述べてみたい。
7月19日15:00 2回目の接種を受ける。その後15分待機し、特に著明な副反応は認められず。
7月19日16:00 バスと電車で帰宅。
7月19日18:00 1回目と同じく、接種側の腕に打撲のような痛みが始まる。
7月19日23:00 多少のだるさが出てくる。
7月20日7:00 起床。熱を測定するも 36.7℃なので、職場の研究所に向かう。
7月20日12:00 昼食。体温は 36.4℃。
7月20日13:00 昼食後、倦怠感が増してきたので再度体温を測定すると 37.4℃。
7月20日14:00 体温は 37.8℃となり、職場を早退する。
7月20日17:00 体温は38℃。倦怠感、悪寒、関節痛、頭痛が出てくる。これまでもこのような経験はあったが、咳やのどの痛みがないので不思議な感じ。
7月20日21:00 体温は 38.4℃。今回の最高体温。ただし、食欲はある。39℃を超えればタイレノールを服用しようと決めていたので、結局解熱剤は服用せず。
7月21日7:00 起床。体が軽いのを感じる。体温は36.7℃。
言われていた通り、接種後発熱し、24時間以内に収まった。
これで免疫が成立し、めでたしめでたしのはずなのだが、本当にそうなのだろうか。
わが国では、現在高齢者を中心にワクチンの接種が進み、高齢者の感染者および重症者は激減している。
一方、日本と同じファイザーのワクチンを接種しているイスラエルでは感染が拡大しており、イスラエル首相は「ファイザー製ワクチンの予防効果がデルタ変異株には予想より弱い」と述べている。
また、イギリスでも接種率が高いにも関わらず、感染拡大が生じている。
同じワクチンを接種しているのに、日本では効果があり、他国ではそうではないという現象がおきているのはどういうことだろうか。
日本では、ワクチンを打てば仮に感染しても重症化はしないといわれている。
一方、上記記事によると、イスラエルでは重症者の60%はワクチン接種済み者であるのはどういうことだろうか。
昨年いわれていたような「日本人はファクターX を持っており、欧米人に比べて感染しにくい」という考え方は、日本でも感染拡大している現状をみると今では信ぴょう性がない。
ワクチンの接種については、日本では遅れて開始され、イスラエルでは昨年12月より接種が始まっているという事実にヒントがある気がする。
仮にワクチンに有効期限があり、それがおよそ6か月だとすると全てつじつまが合う。
イスラエルではワクチンの有効期限が過ぎたため、ワクチンを接種した人も感染し重症化しているのではないだろうか。
そうであるならば、日本では今年の年末あるいは年明けくらいから「ワクチン接種した高齢者がどんどん感染していく」事態になることが危惧される。
COVID-19 と SARS-CoV-2、そしてそのワクチンについてはまだまだ不明なことが多い。
モデルナ社は現在変異株用のワクチンの開発を進めており、完成すると日本も導入するとのことであるが、
裏を返せば、今のワクチンは変異株には効きにくいことを示している。
これまでと同じく、ワクチン接種しても油断しないで生活していく必要がある。