天台宗の開祖・最澄の 1,200年大遠忌にあたり、特別展「最澄と天台宗のすべて」が三会場にて順次開催されている。
第一回目は東京国立博物館であり、これについては以前ご紹介した。
そして二会場目となる九州国立博物館での特別展を見学するため、福岡へと赴いた。
歩行日:2022年2月11日
九州国立博物館と共に、隣接する太宰府天満宮も参拝した。
キューハクの位置。
西鉄・太宰府駅から徒歩10分。
7:15、新大阪駅から「さくら」545号鹿児島中央行きに乗って、博多に向かう。
「のぞみ」や「ひかり」の一般席は3:2の5列シートだが、「みずほ」や「さくら」は一般席でも2:2の4列シートである。
したがって、新大阪から西に新幹線で行くには「みずほ」や「さくら」に乗る方がシートが広くなるのでお得だと思う。
コロナ禍のため、連休初日にもかかわらず乗客はまばら。
9:53、博多駅に到着。
徒歩でバスターミナルへ移動し、、、
西鉄バスに50分ほど乗って、太宰府駅に到着。
太宰府天満宮の参道。
想像以上に賑わっていた。
隈研吾が手がけた、和テイストとモダンが融合した風貌のスタバ。
近くの定食屋で早めの昼食をとる。
鳥居をくぐり、太宰府天満宮の境内を通って、キューハクに向かう。
太宰府天満宮のご祭神は、もちろん菅原道真公。
天満宮の総本社は、北野天満宮(京都)とここ太宰府天満宮である。
菅原道真公は、宇多天皇から厚い信任を受けていたが、政略により大宰府に左遷され、不遇の生涯を閉じた。
太宰府天満宮といえば、梅。
太鼓橋を渡って進む。
参拝は後回しで、先にキューハクに向かう。
キューハクの入口。
何か変わった形をしている。
エスカレーターで上がっていくようだ。
ハイカラな「動く歩道」。
目的はこれ。
次回は葛飾北斎だって。
これを見ると、どうしても銭湯を思い出してしまう。
ようやく到着。
館内は一部を除いて真撮影禁止だったのでご紹介できないが、前回のトーハクとは展示物がだいぶ入れ替えられていたように思う。
こちらはやはり西日本の寺院の仏像や資料が多く展示されていた。
個人的に一番気に入ったのは観世音寺の大黒天さま。
大黒天らしくなく(失礼!)、凛々しいたたずまいだった。
なお、観世音寺は太宰府市にあるので、後で訪れる。
撮影可能だったものの中からご紹介する。
これは千日回峰行の行者の姿。
比叡山の三塔巡拝に参加すると、このお姿の阿闍梨様と一緒に比叡山を祈り歩くことができる。
京都大廻りのルート。
「不滅の法灯」の模型。
ただし、仏像は本物。
最澄さんのお言葉。
拝観を終え、展示館の外に出る。
本展示の御朱印をいただく。
筆者の干支は酉なので、守護仏は不動明王。
御朱印の日付はお坊さんに入れていただいた。
再び、太宰府天満宮に戻ってきた。
これは楼門。
上層にも下層にも屋根がある二重門となっている。
麒麟と鷽(うそ)像。
キリンビールのラベルはこれをモチーフにしたとか。
ウソちゃんかわいい。
手水舎。
今は受験シーズンからなのだろうか、たくさんの人が参拝に訪れていた。
飛梅(とびうめ)が開花していた。
菅原道真公が大宰府へ出立の際、「東風(こち)吹かば 匂ひおこせよ 梅の花 あるじなしとて 春な忘れそ」と京都・紅梅殿の梅を惜しみつつ和歌を詠んだ。
すると、道真公を慕って都から大宰府へ一夜にして飛んできたと伝えられるのが、この飛梅である。
左側には、貞明皇后(大正天皇后)がご参拝の際にお手植えされた「皇后の梅(きさいのうめ)」。
太宰府天満宮の御朱印。
これが知人から頼まれた買った BEAMS とのコラボ御朱印帳。
3ページ目に太宰府天満宮の御朱印をいただいた。
1ページ目と2ページ目の御朱印は伊勢神宮の外宮と内宮でいただいてくださいとのこと。なるほど。
今日は時間がないので行けないが、竈門神社の授与所があった。
鬼滅の刃ゆかりの神社であるが、宝満山の登山口に位置する。
宝満山は、最澄が入唐の際、ここで1年以上航海安全を祈願した場所(妙香庵)。
妙香庵の位置。
菅公使いの御神牛(ごしんぎゅう)。
お土産に「かさの家」の梅が枝餅を購入。
この後、電車で隣の駅へ移動するが、それはまた次回にご紹介します。