日本近代登山発祥の地である六甲山では、毎年11月に六甲全山縦走大会というものが開催されている。
これは西の須磨浦公園をスタートして、東は宝塚まで歩く(走る)という全長 56km のロングロードで最も高い山は六甲山(標高 931.3m)である。
朝5時にスタートして、夜8時か9時頃にゴールするという、なかなか過酷なレースとなっている。
このコースの見どころはいくつかあるが、その一つは六甲山山頂であり、六甲山は以前このブログでも書いたことがある(六甲山ハイキング)。
そして、最もインプレッシブな場所は須磨アルプスの「馬の背」だろう。これは、ダイナミックな岩稜歩きが楽しめ、馬の背のように細い岩尾根が続く道となっている。
筆者はこのブログを始める以前に馬の背を歩いたことがあるが、今日は久しぶりに須磨アルプスを訪れることにした。
歩行日:2021年10月16日
出発地:山陽電車・板宿駅(08:10)
到着地:山陽電車・須磨浦公園駅(12:30)
総歩行距離:9.0 km
今日のルート。
距離は 9km しかないが、山をいくつも越えるアップダウンの激しいコースなので、地図で見るより体力を消耗するコース。
歩行軌跡をダウンロードしたい方はこちらからどうぞ。


8:10、スタートは山陽電車・板宿駅。
今日は、六甲全山縦走コースを逆走するルートで歩く。

しばらくはアーケードを通って、住宅街を進む。

この辺りから上り始める。


8:22、板宿八幡神社に到着。
そういえば、このブログでは八幡さんはあまり取り上げていないなあ。
こじんまりとした神社だが、歴史ある社で平安時代には創建されていたという。
主祭神は、誉田別尊(ホンダワケノミコト)。


拝殿。
今日の無事を祈る。

天神さんも祀られている。
菅公さまにもご挨拶。


お稲荷さん。

登山口はお稲荷さんの横にある。

登っていきますよー

おっ、海が見えてきた。


縦走路に合流した。
ここから西向き(須磨方面)に進む。


須磨アルプスに近づいてきた。


9:15、須磨アルプスに到着。


道幅 50cm くらいで、左と右は数十メートルの崖となっている。
滑りやすいので注意しながら歩いて無事に「馬の背」に着いた。

じどりー

こんな小さい子でも歩いている。
まあ、小さい子の方が軽くてよく歩くか(^^;)

ここから下りとなるが、アスレチックのようで面白い。

歩いてきた馬の背はこんな感じ。
落ちたら一巻の終わりだな。


馬の背を過ぎて進んでいく。

はしごや鎖などもある。



9:48、横尾山山頂に到着。

山頂を過ぎると当然ながら下り道。

10:03、再度登って、栂尾山山頂に到着


栂尾山を過ぎると、一気に階段を下って住宅街に入る。
遠くに見えるのは、明石海峡大橋と淡路島。
この階段、本番の縦走レースでは登ることになるのだが、きついだろうなあ。。。



歩道橋を渡り住宅街に入る。

一見すると普通の住宅街ではあるが、ここも六甲全山縦走コースの一部である。

10:40、今度は逆にものすごい数の階段を登り(きつすぎて写真を撮るのも忘れていた)、高倉山に着いた。

↑の石碑のすぐ横には「おらが茶屋」があるので、ここで昼食をとる。

なんと先週リニューアルオープンされたそうで、おすすめは「おらが茶屋セット」とのこと。

店内。

おらが茶屋セット。
カロリーが高そうだが、山歩きの日くらいは良しとしよう。

お腹もふくれたことだし、山歩きを続行する。

せっかくなので、寄り道して鉄拐山の山頂にも行こう。

11:40、山頂に到着。

この辺りまで来ると、だいぶ海が近くなる。

11:52、旗振山山頂に到着。


またまた明石海峡大橋。
足元に見えるのは須磨浦山上遊園。

12:00、須磨浦山上遊園に到着。




2018 年の台風のせいで閉園となった須磨海釣り公園。
昔は親父とよく釣りに来たもんです。
ビニール袋を釣り上げたと思ったら、巨大タコだったというのは良い思い出。

遠くに見えるのは神戸空港。

下山する。


12:28、山陽電車・須磨浦公園駅に到着。


距離が短く、気温もそんなに高くなかったので快適に歩くことができた。
しかし、途中の階段だけはほんとに大変で、日頃登山では筋肉痛にならない筆者だが、翌日は痛くて歩けなかったほどである。
階段はきついですが、須磨アルプス付近はスリルもあり楽しいので、皆さんもぜひチャレンジしてみてください。
