スポンサーリンク

当尾の石仏

京都 岩船寺~当尾の石仏~浄瑠璃寺

木津川市加茂町当尾(とうの)地区は、3 か月前にも取り上げた場所である
12. 京都・当尾地区 摩崖仏めぐり(岩船寺&浄瑠璃寺)ご参照のこと)。
再訪した理由としては、位置的に都会からそう遠くない場所にあるにも関わらず、
800年も昔の石仏がそのまま残っていることがとても魅力的に映ったからである。

また、岩船寺の三重塔が開扉されていることや浄瑠璃寺の吉祥天像が特別公開されていることも訪れた理由のひとつである。

歩行日:2019年4月28日
出発地:木津川市コミュニティバス・岩船寺バス停(10:30)
到着地:木津川市コミュニティバス・浄瑠璃寺バス停(14:45)
総歩行距離:5.7 km

本日のルート。

前回と同じく、大阪駅から大和路快速に乗り、1時間ちょっとで加茂駅に着いた。

10:14 発の木津川市コミュニティバスに乗る。

20分ほどで岩船寺バス停に着いた。岩船寺参道入り口にある「静」さんで草餅を購入。

参拝受付の横には、僧侶が沐浴に使用した石風呂が置かれている。

拝観料500円を納める。

岩船寺は真言律宗の寺で、山号は高雄山(こうゆうざん)。
開山は行基と空海の甥である智泉大徳。
花の寺としても知られる。

ちなみに、これは3か月前に(2019年1月19日)訪れた時の写真。上のほうが青々としているのが分かる。

十三重石塔。重文。高さ 5.3m。

本堂。本尊は阿弥陀如来(平安時代)。

本堂の中は撮影禁止なので、テレビで放送されていたものをご紹介する。
本尊の阿弥陀如来は、ご住職によると、宇治・平等院の阿弥陀如来よりも107年も昔に作られたものであるとのこと。
阿弥陀如来を中心に四天王が四方を囲み、立体曼荼羅(まんだら)を構成している。

本尊の阿弥陀さん。ふくよかで、良いお顔をしておられる。

須弥壇(しゅみだん)の裏には、たくさんの貴重な仏像が安置されている。
これは、如意輪観音(にょいりんかんのん)。立て膝に頬杖のお姿、筆者は好きである。

弁天さん。

鬼が仏になった羅刹天(らせつてん)。

普賢菩薩(ふげんぼさつ)騎象像。重文。もともと三重塔に安置。像高39cmで平安時代後期の作である。

シャガの花。

シャクナゲの花と三重塔。

紫陽花。

三重塔。重文。

この日は特別に開扉されていた。

中央は十六羅漢(らかん)。左は帝釈天(たいしゃくてん)。右は伊舎那天(いしゃなてん)。

反対側にも壁画が描かれている。
中央は五大明王図。左は羅刹天(らせつてん)。右は水天。

五大明王。
右上から時計回りに、金剛夜叉(こんごうやしゃ)明王、降三世(ごうざんぜ)明王、
軍荼利(ぐんだり)明王、大威徳(だいいとく)明王。
中央はもちろん、不動明王である。

お不動さんのアップ写真。

岩船寺の三重塔といえば、塔の垂木を支えるユーモラスな隅鬼(すみおに)である。
この隅鬼も重要文化財。

境内中央の阿字池(あじいけ)。

石室不動明王立像。重文。ここにもお不動さん。応長2年(1312年)作。

高野山のところでも紹介した五輪塔。昔の身分の高い人のお墓。

岩船寺では住職ご自身から御朱印をいただいた。
「本尊阿弥陀如来」。

右は購入した隅鬼のキーホルダー。
左は岩船寺をブログで宣伝した返礼品としていただいた、隅鬼くんのバッジ。

岩船寺を出発し、石仏を探しながら浄瑠璃寺へ向かう。

三体地蔵に到着。

まん丸のお顔。

次に進む。

道路が見えてきた。

「ミロクの辻」に到着。

弥勒菩薩(みろくぼさつ)は56億7000万年後に悟りを開き、如来となることが約束されている仏様。
これは弥勒如来なので、56億7000万年後のお姿。

どんどん進む。

春の味覚ぜんまいを発見。

山道を進む。

以前も通った三叉路に着いた。

三か月前の三叉路。やはり青さが違う。

一願不動の方へ進む。

綿帽子。

まだまだ進む。

一願不動に着いた。一つの願いを一心に祈れば叶うとのこと。

一願不動さんに参拝後、手すりのある石段を下っていく。

わらい仏の案内板が見えた。

わらい仏に到着。

前回と違い、今回は眠り仏さんもきれいに写真を撮ることができた。

浄瑠璃寺方面へ進む。

カラスの壺に着いた。

ここではカラスの壺二尊(阿弥陀如来と地蔵菩薩)の摩崖仏を見ることができる。

民家の間を通っていく。

次の石仏は藪の中三尊である。

左から阿弥陀如来、地蔵菩薩、観音菩薩。

浄瑠璃寺の参道に入ったので、参拝の前に昼食をとることにする。
お邪魔するのは「浄瑠璃寺門前 あ志び乃店」さん。

藤の花がもう咲いている。

注文したのはとろろそば。山菜とシメジとなめこも入っている絶品。

満足し、店を出る。

浄瑠璃寺の山門が見える。

山門に到着。

浄瑠璃寺の宗派は真言律宗。山号は小田原山。
本堂には九体の阿弥陀如来が安置されているので、九体寺ともよばれる。

国宝である浄瑠璃寺の本堂。横に長いのは、九体の仏様が並べられているからである。
また、真西を向いており、西方極楽浄土をイメージしている。

本堂の参拝に400円を納める。横には猫ちゃん。

本堂内部はもちろん撮影禁止。テレビ放送からご紹介する。
九体の阿弥陀如来は国宝である。二体は修復中なので、実際には七体が安置されている。

中央のひときわ大きな阿弥陀さんのみ、来迎印(らいごういん)の印相。
その他の阿弥陀さんは弥陀定印(みだじょういん)。

今回特別公開となった吉祥天(きっしょうてん)立像。

中央は不動明王。左は知恵を司る制多伽童子(せいたかどうじ)。右は慈悲深い矜羯羅童子(こんがらどうじ)。

お不動さんのアップ写真。

三重塔も国宝。これは真東を向いており、東方浄瑠璃浄土をイメージしている。

三重塔の本尊は薬師如来。通常は非公開。

浄瑠璃寺の御朱印。「九体仏」と書かれている。

前回訪問した時には拝見できなかった岩船寺三重塔内部や浄瑠璃寺の吉祥天像を拝むことができ、
大変満足であった。
GW にも関わらず、それほど混まずに拝観できたのも良かった。
当尾というところは、堂宇伽藍、石仏、花等見どころの多い地域であることを再確認した。

次の再訪時期はアジサイの時期かな。

スポンサーリンク

-当尾の石仏

© 2021 山歩き町歩き日記 Powered by AFFINGER5