2020年2月6日~14日まで北米を訪れたので番外となるが記しておく。
2月6日17時に成田空港発の ANA008 便にてサンフランシスコに向かう。
アメニティのポーチはグローブ・トロッターのもの。
それでは行ってきます!
アミューズは抹茶アーモンドのパイスティック等。
若い頃は、機内食というと洋食しか考えられなかったのだが、
哀しいかな、今は和食しか食べる気がしない。
和食のメニュー。
このすき焼きは絶品だった。
デザートのモンブラン。
デザートの趣味もフルーツ系から栗系へと変わってきたように感じる。
機内では二つの映画を見た。
一つ目はずっと見たかった「ジョーカー」。
バットマンの悪役であるジョーカー(アーサー・フレック)がどのように悪へと堕ちていくのかを描いた作品。
ちょっと重い作品だったので、次は気楽に見ることのできる映画ということで「ターミネーター ニュー・フェイト」。
すっかりおじいさん・おばあさんになったアーノルド・シュワルツェネッガーとサラ・コナーのアクションが見もの。
往路は偏西風の影響のため 8 時間ちょっとでサンフランシスコに着く。
現在、日付変更線を越えて1時間くらいの地点だが、前回のアメリカ旅行のときにも述べたように、
筆者は飛行機が大の苦手であり、機内で眠ることはできない。
そのため、読書をして過ごす。このとき読んだのは伊藤正敏氏の「寺社勢力の中世」。
そうこうするうちに、朝食の時間となった。
ここでも洋食ではなく、和食をオーダーした。
どうせアメリカに着いたら、嫌でも洋食を食べることになるのだから。
予定より1時間近く早くサンフランシスコ国際空港に到着。
APC (Automated Passport Control) ができて、米国への入国がスムーズになったといわれている。
しかし、どっちにしても入国審査官の質問に答えなければならないから、APC と審査官とで計2回長蛇の列に並ばないといけない。どう考えても2度手間だと思うのだが。。。
Coronavirus のために多くの中国人が来れないので、空いているかもと思ったのだが全然そんなことはなく、結局入国に1時間以上もかかった。
入国し、空港の外に出るとカリフォルニアらしい青空が出迎えてくれた。
米国内の近距離移動は Uber が便利であり、スマホアプリで行先を指定すると、
「Zone 16」で待てということだったので、待っていると5分も経たないうちに来てくれた。
日本でも流行れば便利なのだが、タクシー協会が許さないだろうな。
翌日はミューアウッズ(Muir Woods)国定公園でハイキングした。
サンフランシスコ郊外にあるため、特に週末は混雑するらしく、駐車場はあらかじめ予約しておかないと停めることはできない。
野生の七面鳥の群れが前を通り過ぎる。
今回は12km くらい歩いた。
red wood(セコイア)の木が群生している。
日本の登山では筆者はあまり見かけない木である。
携帯の電波は入らず、迷ったら大変なので、地図と案内板を見ながら慎重に歩く。
開けた場所に出た。
遠くに見えるのは太平洋。
予定のルートが橋の損壊のため「closed」になっていたので迂回する。
元の場所に戻ってきた。
昼食は近くのお店で「Fish & Chips」。
翌日は NBA を観戦した。
昼食は「Hog Island Oyster Co」にて。
11時の開店前から来たのだが、それでも結構並んでいた。
いろんな海で取れる牡蠣を用意してもらったのだが、正直違いはよく分からない。
美味しかったけどね。
このクラムチャウダーはクリーミーだが、あっさりしていて美味しかった。
「世界一履き心地の良いスニーカー」の日本1号店が原宿にオープンしたというニュースを日本にいたときに聞いていた。
そんなに高くはないのでぜひ欲しいと思っていたのだが、あいにく筆者は関西の人間なので、
わざわざ原宿まで靴を買いに行けなかたった。
この「Allbirds」というお店は元々サンフランシスコ発祥とのことなので、お店を探して行ってみた。
予想外にこじんまりとしたお店である。
筆者は、丸洗いのできる「Runners」と撥水効果に優れた「Runner Mizzles」の二足を購入した。
二足で220ドルくらいだったかな。
帰国の時はこれをずっと履いていたのだが、スリッパのような履き心地であった。
軽くて皆さんにもおすすめです。
買い物後は、NBA の試合がある「Chase Center」まで歩くことにした。
途中、MLB サンフランシスコ・ジャイアンツの本拠地であるオラクルパークが大層にぎわっていたのだが、この日はファン感謝デーとのことであった。
そして、本日の試合会場である Chase Center に到着。
2019年9月にこけら落としがされた、新しいアリーナであり、
NBA ゴールデンステート・ウォリアーズの本拠地である。
ウォリアーズは現在、最下位であり、今日の対戦相手は首位のロサンゼルス・レイカーズである。
筆者は昔から NBA が好きで、黄色と紫といえばレイカーズの色である。
今日のチケット。
先日、レイカーズのレジェンドであるコービー・ブライアント(Kobe Bryant)さんがヘリコプターの墜落事故で亡くなったのは皆さんもご存知かもしれない。
彼の背番号 8 と 24 は永久欠番となった。
シートには「8」「24」と同時に亡くなった彼の娘の背番号「2」のカバーが掛けられていた。
コービーのために黙とうが捧げられた。
さて、試合開始である。
バスケットボールは12分×4 であるが、頻繁にタイムアウトが入るので、
終了までに3時間近くかかった。
合間にはマジックや歌など様々なエンターテイメントが入るので、退屈はしないようになっている。
結局、試合は 120-125 でレブロン・ジェームズ擁するレイカーズが勝った。
久しぶりに見ると、バスケットボールも面白いな。
翌日はオークランドからサンディエゴに移動した。
サンディエゴまでは車では8時間以上かかるので、飛行機嫌いの筆者もさすがに観念せざるを得ない。
オークランド国際空港では LCC のサウスウェスト航空を使ったが、この航空会社の座席は自由席である。
筆者は座席はどこでも良かったのだが、搭乗が後になると荷物を置けなくなる可能性があるらしいので、余分にお金を払い(といっても15ドル程度) earlybird-checkin システムを利用した。
サウスウェスト航空の自信あふれるキャッチフレーズ。
サンディエゴ国際空港に着き、ウェスティンホテルにチェックインした。
筆者は昨年までマリオット・ボンヴォイのプラチナ会員だったのだが、今年は宿泊数の関係でゴールド会員に陥落予定である。しかし、幸運なことに未だ陥落していなかったので、プラチナ会員としてのベネフィットを受けることができた。
夕食は「Ironside」というシーフードレストランにて。
シーフードレストランの定番、クラムチャウダー。
オイスターとウニ。
タコのグリル。
ロブスター。
食べ過ぎたので、夜のサンディエゴを少し散策することにした。
サンディエゴ市役所はライトアップしていた。
帆船。
海軍航空博物館では退役した空母ミッドウェイが展示されている。
中央駅に相当するサンタフェ駅。Amtrak(日本の JR のようなもの)やトロリーが発着する。
筆者は10年ほど前、この駅から写真の Pacific Surfliner に乗ってロサンゼルスに向かったことがあり、
懐かしい気分に浸ることができた。
駅舎内は教会のような雰囲気である。
翌朝はサンディエゴ動物園を訪れた。
ここはトリップアドバイザーで、広さと動物の種類、飼育数により、世界の動物園第一位になった動物園である。
ちなみに、日本一の動物園は白浜のアドベンチャーワールドだとのこと。
まず、バスツアーで園内をおおまかに観覧し、その後徒歩でじっくり見て回ることにした。
筆者は肉食動物が好きなので、必然的にトラやライオン、豹などの写真が多くなります。
これはグリズリー。
昨年訪れたヨセミテでは、グリズリーベア出没注意の看板が多くあったが、
こんなクマが登山中に出てきたら失禁すること必至である。
ゴリラ。胸をポコポコするドラミングを生で初めて見ることができた。
これは珍獣オカピー。これでもキリンの仲間である。
アンデス山脈に生息するコンドル。
コアラ君はお昼寝中。
ミナミシロサイ。
これが絶滅の危機に瀕しているキタシロサイ(現在世界で2頭のみ)の救世主になるかもしれない。
代理母になれる可能性があるとのこと。
10-20 年後、キタシロサイの赤ちゃんが生まれることを祈ろう。
オラウータン。ずっと見てると、仕草が人間に見えてくる。
今日の夕食は「TAJIMA」というお店でラーメンと餃子とから揚げを食べた。
海外のラーメンは外れが多いのだが、ここのは日本と変わりなかった。
オーナーが日本人なのかな。
再度、サンフランシスコに戻る。
サンフランシスコでステーキを食べていなかったので、「John's Grill」というお店に入った。
ここのステーキは安くて旨い。
あと、アサリを蒸したスープも抜群に美味しかった。
帰国します。
洋食はさんざん食べたので、復路便も和食。
帰りは主に読書。
以前、1巻だけ読んだ「高校事変」が5巻まで出ていたので、一挙に読破した。
ありあえないシチュエーションだが、爽快アクションなので気楽に読めた。
朝食。夕食に鯖、朝食に鰆が食べれるのはありがたい。
成田空港に近づくと結構揺れ出す。筆者はビビってお経と真言を唱え出す。
無事に成田空港に着陸してホッとする。
筆者は飛行機には300回以上乗っているが、これだけは一生治らないな。
アメリカに行くといつも体重が増えて帰ってくるのだが、今回も御多分に漏れず、太って帰ってきた。
まあ、見返すと、これだけ食べたら当然だな。
これからまた、山を歩いてダイエットをがんばろう。