先ほど、播州清水寺を出発し、車を南西に向けて走らせ、次の札所である一乗寺に向かった。
参拝日:2020年9月22日
法華山・一乗寺は兵庫県加西市に位置する。
のどかな田園を走り抜ける。
11:45、一乗寺の無料駐車場に到着。
駐車場のすぐ隣が境内となっている。
一乗寺の山号は法華山。宗派は天台宗。
開基は播州清水寺と同じく、伝説のスーパー老人・法道仙人。
西国三十三所の第二十六番札所である。
境内は、下から階段で上っていくというつくりになっている。
今日は奥の院の開山堂と賽の河原まで行くつもり。
写真奥の左手で拝観料500円を納める。
ここから石段を上っていく。
階段を上りきったところにある常行堂。比叡山と同じく、常行三昧などの修行を行うお堂だろう。
さらに石段を上っていく。
次に見えてきたのが、国宝・三重塔。
平安末期の建立だから、1000年近く建っていることになる。
こう見ると絵画のように写っている。
さらに坂道を上っていくと鐘楼が見えてくる。
鐘楼の向かい側に本堂となる大悲閣がある。
左が本堂。
コロナ禍の影響で、最近はどこの手水舎もクローズしている。
本堂に外陣から鐘楼を望む。
本尊は聖観音(しょうかんのん)。手前に見えるのは御前立。
一乗寺の御朱印。「大悲閣」と書かれている。
ご詠歌は「春は花 夏は橘 秋は菊 いつも妙なる 法の華山」。
本堂から見える三重塔。
御法堂。鎌倉時代。
妙見堂前から見た本堂。懸造りとなっている。
妙見堂と弁天堂は室町時代の建築。
さらに奥の院へと進む。
奥の院となる開山堂が見えてきた。
開山堂。スーパー老人・法道仙人が祀られている。
そのさらに奥にある「賽の河原」に進む。
ところどころ、石塔が作られている。
石段を上っていく。
賽の河原に到着。
大きな石の下にはお地蔵さんが安置されている。
親に先立って亡くなった子供は三途の川で石積みの刑となり、石塔を作ろうとするが鬼がそれを邪魔する。
最終的にはお地蔵さんが救ってくれる。
この石塔も、子を亡くした親が作ったものだろうか。
さて、少し迂回して戻ることにする。
先ほどの播州清水寺と同じく、ここにも放生池がある。
真新しい太子堂。聖徳太子とどのような縁があるのかは不明。
国宝「聖徳太子及び天台高僧像」が一乗寺の所蔵だったからかな。
12:30、元の場所に戻って来た。
次の札所は書写山の上なので、車でロープウェイ乗り場に向かおう。