岩手県平泉にある中尊寺金色堂といえば、中学校の歴史の授業にも出てくるほど有名な奥州藤原氏ゆかりの場所である。
また、2011年には世界遺産にも登録され、東北地方随一の観光地となっている。
中尊寺の位置。岩手県平泉にある。
筆者は10年以上前に中尊寺を訪れたことがあるが、そのときは真冬だったので今とはずいぶん景色が異なっているだろうと思い、再訪してみた。
歩行日:2021年4月30日
出発地:中尊寺バス停(10:45)
到着地:中尊寺バス停(15:00)
総歩行距離:10.7 km
今日のルート。
中尊寺境内を全て回って(2-3km 地点)、その後トレイルルート(5-6km 地点)を通って毛越寺(もうつうじ)(7-8km 地点)に行き、
そこから金鶏山を軽い登山(9km 地点)して、再び中尊寺に戻るという欲張りなルート。
消費カロリーは 811 キロカロリー。
7:15、今日のスタート写真は朝食から(笑)
朝からお造りを食べることができる幸せ。
前回中尊寺へ行ったときは、仙台駅から一関駅まで新幹線で行き、そこからタクシーに乗った。
今日は、仙台から中尊寺まで直通の高速バスが通っていることを知り、それを使った。
バスは仙台駅前バス停を9時ちょうどに出発する。
10:45、中尊寺バス停に到着。
歩行スタート。
「弁慶の墓」に立ち寄る。
武蔵坊弁慶の墓と書かれている。
主君である源義経を守ろうと、大薙刀を杖にして橋の中央に立ち、矢が無数に突き刺さっても最後まで身を挺して君主を守った「弁慶の立ち往生」は、
岩手県の衣川の戦いが舞台であった。
10:50、参道入り口に到着。
中尊寺の山号は関山(かんざん)。宗派は天台宗。
開山は比叡山の慈覚大師・円仁。開基は藤原清衡(きよひら)。
本堂まで 560m、金色堂(こんじきどう)まで 800m。
まずは八幡さまにご挨拶。
弁慶堂というものがあったので立ち寄る。
岩手では弁慶は英雄だなというのを思い知る。
のどかな風景。
中尊寺は本堂に行くまでにたくさんのお堂がある。
地蔵堂。
薬師堂。
観音堂。
国宝のお経をモチーフにした中尊寺のポスト。
11:10、本坊表門に到着。
奥に見えるのが本堂。
ネコちゃん🐈
鐘楼。
中尊寺の本堂。
ご本尊は丈六の釈迦如来さま。
寺格は、天台宗東北大本山。
寺務所で御朱印をいただく。
中尊寺本堂の御朱印。
釈迦如来の梵字である「バク」が書かれている。
また、『四寺廻廊(しじかいろう)』といって、慈覚大師・円仁(えんにん)によって開かれた東北の四寺を巡るイベントが行われていたので、
専用の御朱印帳を購入し、その御朱印もいただいた。御朱印帳と御朱印合わせて 1,500 円。
残りの三寺は、毛越寺、立石寺、瑞巌寺。
次は、金色堂の方面へ向かう。
英語ではゴールデンホールというんだな。
本堂から金色堂の間もいくつかのお堂があるので参拝した。
峯薬師堂。
参道を進んでいく。
大日堂。
旧鐘楼。
阿弥陀堂。
不動堂でお不動さんにご挨拶。
中尊寺では、金色堂と博物館である讃衡蔵(さんこうぞう)に入る場合800円が必要となる。
峯薬師堂に安置されていた丈六のお薬師さまなど多くの仏像が安置されており、見ごたえありの博物館。
11:50、金色堂に到着。
宮沢賢治の詩碑。
中尊寺金色堂。もちろん国宝であり、「国宝建造物第1号」である。
この建物の中に金色堂がすっぽりと収まっている。
ちょうど、今の比叡山・根本中堂みたいな感じ。
正面の須弥壇(しゅみだん)には藤原初代清衡(きよひら)のご遺体が、左の須弥壇には二代基衡(もとひら)のご遺体が、右には三代秀衡(ひでひら)のご遺体と四代泰衡(やすひら)の首級が収められている。
金色堂の天井。
筆者はゴールドプレートを購入。
金色堂の御朱印。「金色堂」と書かれている。
金色堂の隣には経蔵がある。
関山天満宮。
芭蕉像。
金色堂の覆堂(おおいどう)。
鎌倉時代から金色堂は覆われていたとのこと。
釈迦堂。
中尊寺の鎮守社である白山神社。
鎮守社については、こちらをご参照ください。
昼食をとることができるかんざん亭。
「かんざん」は中尊寺の山号である関山からとっている。
筆者は特にお腹は空いていなかったので、歩行続行とした。
弁天堂。
ヤマブキの花。
モクレン
さすがに菖蒲はまだ早いな。
中尊寺を出発し、次のお寺である毛越寺(もうつうじ)を目指す。
さすがに東北を代表する古刹だけあって、面積が広く、見どころも金色堂だけではなく多かった。
名家の藤原氏、伊達家が支援してきただけのことはあると思った。
長くなるので、毛越寺については次回ご紹介したいと思う。