六甲山には、登山道が数多くあり(おそらく100以上)、その中には古刹や寺跡などもある。
また、かつては役行者が開いた六甲修験道のルートもあったという。
神社仏閣のある道は次回に歩くことにして、今日は、登山道の中でも最もポピュラーな「芦屋川→有馬温泉」のルートを辿ってみた。
歩行日:2021年5月9日
出発地:JR 芦屋駅(8:30)
到着地:神戸電鉄・有馬温泉駅(17:00)
総歩行距離:16.9 km
今日のルート。
JR 芦屋駅から六甲山を越えて、麓の有馬温泉までほぼ一本道。

歩行距離は 17km 程度だが、海抜 0m からの登りなので、筆者にはきつかった。
歩いた軌跡をご覧になりたい方は、こちらからダウンロードしてください。

8:30、スタートは JR 芦屋駅。
今日は、筆者を含めて三人パーティーである。
5 月にしては気温が高くなる予報なので、年寄りの筆者には厳しそうである。

芦屋川の横を歩く。

阪急・芦屋川駅に到着。
ほとんどのハイカーさんは、ここを出発点とすることが多いようである。

芦屋川に沿って、住宅街をゆっくりと上っていく。
高座の滝・ロックガーデン方面へ進む。


関西では人気のハイキングコースのため、多くのハイカーが歩いている。

住宅街を抜け、山道に入っていく。

9:37、ロックガーデン・滝の茶屋に到着。
店は閉まっていた。

この日は見かけなかったが、六甲山を歩いていると普通にイノシシに出くわす。
筆者は、これまでに何度もイノシシとすれ違ったが、特に攻撃されたことはない。

9:42、高座の滝に到着。
昔は修行霊場であったとのこと。


ロックガーデンの名の通り、岩場を登っていく。

落石防止のついたて。
気を付けて登っていく。

手を使う登山は久しぶりなので疲れ始める。


途中の景色。
芦屋市街が見え、遠くには大阪湾。

風吹岩方面へ進む。


10:55、風吹岩に到着。
標高 447m。



黒船ツツジ

上るにつれて気温が下がり、体が楽になる。


12:00、雨ヶ峠に到着。
ここでお昼にする。

昼食はおにぎりとカップラーメン。

最後のきつい上りで、筆者はついていけなくなり、一緒に歩いていた二人に離されていく。





筆者はリタイヤ寸前であるが、ここまで上ると、下りるより上りきった方が楽である。


休憩スポットの「一軒茶屋」が見えてきた。

14:22、一軒茶屋に到着。



筆者はヘトヘトなのだが、お二人さんはこの通り元気である。

一軒茶屋の向かいにはトイレが新設されていた。

山頂までは一軒茶屋から10分弱ほど。

15:20、六甲山山頂到着。
標高 931m。

阪神大震災により隆起し、標高は 12cm 高くなったらしい😲

三人でパチリ。

筆者のせいで山頂到達が遅くなったので、写真を撮った後は下山する。
下山は有馬方面へ。

再度、新設トイレに下りてきた。

ここから下山する。



下山道は少し単調。


16:38、有馬温泉街まで下りてきた。

右手に炭酸泉が見える。
ここの泉水は飲むこともできる。
炭酸せんべいもこの水で作られる。
ただし、温かくはない。




有馬温泉街には、念仏寺の鬼瓦が15箇所置かれているらしい。

その念仏寺に到着。
ここは秀吉の正室の「ねね」の別邸跡だとのこと。



六甲山から下山した後は、有馬温泉に浸かるのが楽しみだったのだが、コロナ禍の現在は全て休業中である。
念仏寺の向かいの極楽寺も浄土宗のお寺。

不動石仏。
お不動さんにご挨拶。


狭い路地に店が並んでいるが、今は休業中のところが多い。


有馬川に沿って駅に向かう。

17:00、神戸電鉄・有馬温泉駅から電車に乗って帰宅。


久しぶりに標高900m以上の山に登ってみたが、自分の体力の貧弱さを痛感させられた。
まだまだ修行が足りないな。
有馬温泉街はコロナ禍のために、休日にもかかわらず閑まり返っていた。
これについては、コロナが終息してからまた訪れよう。