京都の愛宕神社は全国に約900社ある愛宕神社の総本社であり、京都の北西に位置し、古くから祖霊神の地とされてきた。
また、戦勝祈願の地としても知られ、片倉小十郎重綱(真田幸村の娘婿)は大阪夏の陣での戦勝を京都愛宕神社に祈願したし、伊達政宗の愛宕信仰もよく知られている。
明智光秀は本能寺の変の直前にここで吉が出るまでおみくじを引いたといわれている。
あの有名な「ときは今 あめが下しる 五月かな」はここで謳われた句である。
さらに、火伏(ひぶせ)の神としても有名であり、「愛宕の三つ参り」として 3 歳までに参拝すると一生火事に遭わないといわれ、小さい子がお父さんやお母さんと一緒に連れられて愛宕山を登っているのをよく見かける。
このブログでも2回取り上げており、筆者がお気に入りの神社のひとつでもある。
今日は先日比叡山に一緒に登った T 君と愛宕神社へ参拝した。
歩行日:2022年1月8日
出発地:京都バス・清滝バス停(08:53)
到着地:JR 保津峡駅(16:15)
総歩行距離:13.6 km
今日のルート。
当初、清滝バス停から登り初め、ピストンで戻ろうと考えていたのだが、バスが大変混んでおり、JR の駅に下山するルートに変更した。
愛宕神社の位置する場所が愛宕山の山頂にあたる。
歩行軌跡をダウンロードしたい方はこちらからどうぞ。
8:53、嵐山からバスに乗り、終点の清滝バス停にて下車。
登山開始。
愛宕参詣道は始めに一気に標高を 400m 上げるので、ここが最もきついところ。
この道では嵯峨消防団の案内板が励ましてくれる。
参詣道なので、祠や仏像、茶店跡などを見ながら歩くことができるのが楽しい。
と言いながらも、段々ときつくなってきた。
9:45、茶店跡が見えてきたので、ここで少し休憩。
道端に雪が見え始めた。
天気は晴れ(^^)
雪が増えてきたので、ゲイターを履き、チェーンスパイクを装着する。
11:00、「水尾別れ」の分岐点に到着。
水尾別れからさらに雪が増えてきた。
筆者をパチリ。
さらに進んでいく。
黒門が見えてきた。
11:35、黒門に到着。
昔はこの先に愛宕神社の神宮寺(白雲寺)があったことを示している。
白雲寺は、明治初期の神仏分離令の時に破却されている。
41/40 の「火の用心」
境内に入る。
雪だから人が少ないと考えていたが、今日は大変多かった。
11:58、愛宕神社に到着。
ここでアイゼンを外し、参拝する。
ご祭神は、
〇本殿
伊弉冉尊(いざなみのみこと)
埴山姫神(はにやまひめのみこと)
天熊人命(あめのくまひとのみこと)
稚産霊神(わくむすびのかみ)
豊受姫命(とようけびめのみこと)
〇若宮
雷神(いかづちのかみ)
迦遇槌命(かぐつちのみこと
破无神(はむしのかみ)
〇奥宮
大黒主命(大国主命)他17柱
イノシシは愛宕神社の神の使いであり、太郎坊は天狗の中でも最高位。
御朱印をいただく。
12:30、愛宕神社を後にする。
稲荷社。
「上の亀石」。
いわれは不明だが、一の鳥居に役小角(えんのおづぬ)が置いた「下の亀石」と対になっているらしい。
カップ麺とおにぎりを食べ、下山スタート。
雪がなくなってきたので、チェーンスパイクを外す。
14:45、荒神峠で休憩。
さらに進む。
崩落箇所。
だいぶ下りてきた。
JR 保津峡駅が見えてきた。
この駅は保津川の上に立っている。
車道が見えてきた。
16:10、下山完了!
もう少し歩いて、、、
16:15、保津峡駅に到着。
新年早々、愛宕神社に参拝でき縁起の良い年になりそうだ。
今回のコースは下りが急勾配なので、足を痛めがちなのだが、一緒に歩いてくれた T 君には感謝したい。