筆者は Facebook でいくつかのグループに参加させていただいているが、その中の一つに「西国三十三所観音巡礼」グループがある。
これを見ていると、西国三十三所巡礼を30巡以上された方に贈られる「特任大先達」のような方もおられ、世の中にはすごい人もいるのだなと思う。
筆者はというと、1巡を終え、のんびり2巡目をさせていただいているところである。
1巡目のときは一番札所から順番に回る、いわゆる「順打ち」を行ったが、今回の巡礼は気ままに回る「バラ打ち???」である。
今日は西国巡礼唯一の船による参拝となる竹生島宝厳寺と湖東の古刹・観音正寺を参拝した。
歩行日:2022年3月19日
竹生島の位置。
彦根港10時発の船に乗って竹生島に向かう。
10:45、竹生島に到着。
「當嶋水際八町殺生禁断也(とうとうみずぎわはっちょうせっしょうきんだんなり)」と書かれている。
ここは聖地なので、島の周囲八町(およそ 0.9km)は昔から漁は禁じられていた。
竹生島宝厳寺(ちくぶじまほうごんじ)。
瑞祥水(ずいしょうすい)とよばれる地下の湧き水。
宝厳寺の本堂。
ご本尊は弁財天さま。
日本三大弁財天(残りは厳島と江の島)の一つ。
ちなみに、西国三十三所の札所本尊は階段の中腹の観音堂に安置されている。
本堂前にはお不動さま。
雨宝童子(うほうどうじ)を祀った雨宝堂。
雨宝童子は天照大神の化身といわれ、神仏習合の名残。
三重塔。
ご本尊は金剛界大日如来さま。
三重塔から琵琶湖を望む。
階段を下り、中腹まで下りてきた。
ここに唐門があり、それを通ると西国三十三所の札所本尊の千手観音さまがおられる。
国宝の唐門。
京都東山の豊国廟に建っていた「極楽門」を移築したもの。
その前には大坂城の極楽橋の唐門であることが判明し、秀吉の建てた大坂城唯一の遺構であるとされる。
札所本尊を観音さまをお詣りし、その奥の都久夫須麻神社に向かう。
かわらけ投げ
えいや!
竹生島の弁天さまの御朱印。
札所本尊の観音さまの御朱印。
参拝を終え、芋餅を持ちながら写真撮影。
竹生島を後にする。
彦根港に帰ってきた。
彦根港に戻り、車で5分ほど北に行った「つるつる」さんでお昼ご飯。
筆者はごぼう天そば。
サバ寿司は皆で分けて食べた。身が厚くて脂も載っている美味い寿司が琵琶湖で食べることができるというのが不思議な感じ。
この後、観音正寺に向かいますが、それは次回にてご紹介します。