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西国三十三所 その他神社仏閣

湖東 近江八幡 伊崎寺&長命寺

昼に彦根での用事を済ませた後、時間があったので湖東の天台宗二寺を訪れた。
この日は車で移動したので、歩き日記とは言えないが、
両寺とも駐車場からそこそこ歩く必要があったということでご容赦願いたい。

 

歩行日:2018年12月8日
出発地:近江八幡・伊崎寺(14:20)
到着地:近江八幡・長命寺(16:30)

 

スタートは伊崎寺(いさきじ)駐車場。
伊崎寺は比叡山延暦寺の荒行である、千日回峰行を創始した相応和尚(そうおうかしょう)が開基した。
伊崎寺の現在の住職は上原行照大阿闍梨。

 

 

駐車場横にある伊崎寺の参道入口。ここから本堂まで約1km。

 

 

山道ではあるがきちんと整備されているため歩きやすい。

 

 

15分ほど歩くと手水鉢(ちょうずばち)のある所に着いた。向こうには琵琶湖が見える。

 

 

閼伽井(あかい)堂。この井戸から仏様に供える水を汲む。

 

 

お稲荷さんも置かれていた。

 

 

その横には鐘楼。台風の影響で屋根瓦にはカバーが敷かれていた。

 

 

本堂。「比叡山延暦寺支院 回峰行門別願道場」と書かれている。
本尊は不動明王。

 

 

その横にはこの寺独自の棹飛堂(さおとびどう)へ向かう標識があった。

 

 

琵琶湖に沿って石畳の道を進む。

 

 

棹飛堂が見えてきた。

 

 

棹飛堂に到着。ここにも不動明王が祀られていた。

 

 

そしてこれが棹飛のさお。毎年八月には、この棹の先端から回峰行者が祈祷しながら琵琶湖に飛び込む。

 

 

伊崎寺公式サイトから引用。

 

 

ワンちゃんに見送られ、伊崎寺を後にする。

 

 

伊崎寺から20分ほど南に車を走らせると長命寺の駐車場に到着した。
車でもう少し上まで登れるのだが、このHPのポリシーに基づき、歩いて上ることにする。
とは言ったものの、写真右下に書かれているように石段の数は808段もあるので、
少々気合を入れて歩かないといけない。

 

 

少し上ると変わった形の鳥居が見えてきた。

 

 

さらに上る。

 

 

お不動さんが置かれていた。

 

 

まだまだ上る。

 

 

ようやく駐車場に到着。その名の通り、「健康長寿の観音さん」。
キモカワの亀が石碑を背負っている。

 

 

「聖徳太子礼拝石」聖徳太子ゆかりの寺らしい。

 

 

ようやく山門が見えてきた。

 

 

天台宗長命寺。西国三十一番札所。
今では四国のお遍路が有名だが、西国三十三所観音巡礼は我が国最古の巡礼行である。

 

 

時刻は16時。今は日が沈むのも早い。

 

 

本堂。本尊は千手観音、十一面観音、聖観音。毘沙門天と不動明王も祀られていた。

 

 

三重塔。焼失後、1590年ごろ再建立。中には大日如来と四天王が祀られている。

 

 

六所権現影向石(ろくしょごんげんえいこうせき)。天地四方を照らす岩。
本寺を開山した武内宿彌(たけしのうちのすくね)がここで祈願し、300歳以上の天寿を全うしたという伝説がある。
これが長命寺の名の由来。

 

 

三仏堂。釈迦、阿弥陀、薬師の三尊を祀る。如来さんのオールスターという感じ。
ちなみに本堂も三尊(千手観音、十一面観音、聖観音)が祀られており、観音オールスター。

 

 

開山・武内宿彌を祀った護法権現社の拝殿。
先ほどの三仏堂とは渡り廊下でつながれている。
神仏習合の典型であり、お寺と神社が渡り廊下でつながっているのが興味深い。

 

 

開山・武内宿彌のご神体である修多羅岩(すたらいわ)。

 

 

長命寺から近江盆地と長命寺川を望む。

 

 

鐘楼を見上げる。

 

 

再度、三重塔。左に見えるのが本堂。

 

 

山の麓に土産屋があり、近江名物「きんつば」を購入して帰途についた。

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