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山歩き

富士山登山(吉田ルート)

ずっと登りたいと思っていた富士山にようやく登ることができたのでブログに綴ろうと思う。

当初、今年の8月8日に3人で富士山に登る計画を立てていたのだが、あいにく台風が接近してきたということでキャンセルとなってしまった。

ご存知の通り、富士山は一年中登山できるわけではなく、例年7月1日から9月10日までと決められている。

もちろんこの期間以外に登る人もいるのだが、その場合は山小屋やトイレ、救護所も全て閉まっており、何が起きても全て自己責任という訳である。

また、昨年はコロナ禍の影響で、例年なら開山となる夏期間も全て閉山となっていた。

そして今年は台風でキャンセルである。

これはどうにも悶々とした気分が晴れないのもお分かりいただけると思う。

そんな折、ふと天気予報をみると、8月25日以降しばらく全国的に晴れの日が続くではないか。

スマホを片手に山小屋の HP を訪れて予約状況を確認すると、8月28日(土)はどこの山小屋も全て満室であったが、その翌日の29日(日)は空室がたくさんあった。

29日の山小屋を予約した後は、その前後日のビジネスホテルを予約し、新幹線も予約し、最後に仕事の夏休みを取り、急遽富士登山に行くことになった。

 

歩行日:2021年8月29日-30日
出発地:富士スバルライン五合目(8月29日10:00)
到着地:富士スバルライン五合目(8月30日7:30)
総歩行距離:11.7 km

 

今日のルート。
富士登山のルートは主に4つ(吉田ルート、須走ルート、御殿場ルート、富士宮ルート)あるが、今日はこの中でも最もポピュラーで山小屋も多い吉田ルートを選んだ。
山梨県側から南に登っていくルートである。

 

 

歩いた距離は普段の山歩きよりも少ないのだが、何せ岩場の急勾配で体力が削がれるのと、酸素が薄いのと、強風が吹いていたため、筆者には過酷な歩行となった。
結果的に山頂にはたどり着くことはできず、途中(標高 3,250m)で下山することとなった。
ちなみに富士山の山頂は標高 3,776m である。

 

 

(登山前日8月28日)
京都駅から新幹線こだま号に乗り、新富士駅で下車。

 

 

11:40、早速バス乗り場に向かい、山梨県の富士山駅に行くバスを待つ。
同じく富士山に登山するというご婦人と談笑しながらバスを待つ。
筆者はこの日はホテルで前泊するのだが、このご婦人は何と今日富士山を単独登山するという。
こんな時間から登って間に合うのかなと心配になるが、「何とかなると思いますよ」との答が返ってきた。
何とも頼もしい。

 

 

そうこうするうちにバスが来て、富士山駅に向かう。
途中富士山が見えたのでパチリ。
あーたまを くーもーのー うーえにーだーしー♪

 

 

手前は富士五湖の一つ、精進湖。

 

 

14:20、2時間40分かけて富士山駅に到着。

 

 

富士山駅付近は観光するところもなく、この日はホテルで寝るだけである。
せっかく山梨県に来たので、ほうとうを食べに行こう。
駅前のホテルに荷物を置いて、30分ほど歩いてやってきたのが「天野」さん。

 

 

筆者はなめこほうとうを注文。

 

 

シルクというだけあって、こしはない。
しかし、筆者は、うどんはこしがある方が好みだが、ほうとうは分厚いのでこしがない方が好みである。
具がたっぷり乗ったほうとうをいただく。美味い。

 

 

甲斐の国山梨といえば武田信玄。
というわけで、帰りにコンビニで信玄餅風味のキャラメルを購入し、明日の登山のお伴とする。

 

 

 

(登山当日8月29日)
8:20、富士急行・富士山駅バス停から富士スバルライン五合目行きのバスが出ている。
往復 2,300円。

 

 

 

9:22、約1時間ほどで五合目に到着。
この地点で既に標高 2,300m である。
体を高地順応させるため、すぐに登山開始せずに、1時間ほど五合目でぶらぶらする。

 

 

例年と同じく、今年も外国人登山客が多い。
日本人:外国人=7:3くらいだろうか。
この時期、彼らはどこから来ているのだろうと感心する。
五輪関係者かもしれないな。
この杖を買うのもほとんど外国人であった。
この杖には、チェックポイント(山小屋)ごとに焼印を押してもらえる。
旭日旗の杖を持っている外国人も多く、どこかの国の人が見たら発狂すること間違いなしである(^^;)

 

 

筆者も車で来ていれば杖を買うのだが、さすがにあの杖を持って新幹線に乗るのは他の乗客に迷惑だろう。
富士山メロンパンを食べながら時間を過ごす。

 

 

 

五合目にある冨士山小御嶽神社(こみたけじんじゃ)で、道中の安全を祈願しておこう。

 

 

 

1時間経ったので、いよいよ出発する。

 

 

 

晴れていても、雲の中に入るとすぐに霧の中のようになる。

 

 

 

目指すはあの頂点。

 

 

 

今日の気温は16度、風もほとんどなく絶好の登山日和である。

 

 

 

六合目までは何と馬で行くこともできる。

 

 

 

入山料(富士山保全協力金)として 1,000 円納める。

 

 

 

10:30、れっつらごー!

 

 

しばらくはゆるやかな下り道を進む。

 

 

 

15分ほど歩き、登山道へ入る。

 

 

 

山頂まで6時間30分。

 

 

 

すぐに森林限界を超えるので、木を見ることができるのもほんの少しの間だけである。

 

 

 

落石除けのシェルターを過ぎると、六合目となり樹木はもうない。

 

 

 

しばらく雲の中を進む。
樹木がないので、雲の中の方が涼しくて良い😄

 

 

 

吉田ルートは最もポピュラーなルートのため、繁忙期は渋滞することがある。
そのため、ここから先は上りと下りでルートが異なっている。
下の写真の中で、右は上り道、左は下り道。

 

 

右に見えるのは落石除け。
谷側を歩くと自分が落石を引き起こす可能性があるので、なるべく山側を歩く。

 

 

 

ゆるゃかな上り道のあとは、岩場の上り道。
手を使う場面も多々あるので、手袋は必携である。
なお、両側のロープや鎖は持ってはいけない。

 

 

 

11:40、七合目最初の山小屋の「花小屋」に到着。
吉田ルートにはこのような山小屋が20個近くあり、飲み物や食べ物を買ったり、トイレ(200円)を利用したり、宿泊したりすることができる。

 

 

 

しばらくはきつい岩場が続く。
というか、今日の宿泊場所である山小屋までひたすら岩場を登る必要がある。

 

 

 

11:50、日の出館

 

 

 

ヘッドランプや軍手、食料飲料などいろいろ売っているが、お茶・ポカリは400円、カップヌードルは500円などと、全て富士山価格である。

 

 

 

10分ほど休んで、再び登山開始。

 

 

 

12:35、鎌岩館に到着。

 

 

 

 

12:50、富士一館。

 

 

ふもとは何も見えない。

 

 

外人さんはここでもやっぱり短パンである。
たぶん日本人とは遺伝子配列が違うのだろう。

 

 

13:05、鳥居荘に到着。

 

 

山自体がご神体であり、山頂には富士山本宮浅間大社(ほんぐうせんげんたいしゃ)の奥宮がある。

 

 

 

さらに登って、13:30 に七合目最後の山小屋の東洋館に到着する。

 

 

 

東洋館から下を見下ろすと、先ほどの鳥居が見えた。

 

 

 

しばらく休憩していると空が晴れてきた。
この景色を見るために来たようなものだから、喜びもひとしおである。

 

 

 

山頂方面も望めるようになった。

 

 

ここで七合目は終わり、しばらく岩場を登って八合目を目指す。

 

 

 

この坂は筆者にはきつい😭

 

 

 

ひいひい言いながら登っていると、ようやく山小屋が見えてきた。
あの山小屋が本日の宿泊場所である。

 

 

 

14:20、八合目最初の山小屋で本日の宿泊場所である「太子館」さんに到着。

 

 

 

ここから標高は3,000m を超える。

 

 

着いたのが早かったので、外で休憩しているとまたまた晴れてきた。

 

 

中は相部屋である。
といってもコロナ禍の現在ではパーティションで区切られている。
トイレはあるが、そもそも水道がないので、シャワーはないし、顔を洗ったり、歯磨きをすることもできない。
どうしても歯磨きをしたい人はミネラルウォーターでしているようだ。

 

 

 

ちょっと早いが、夕方4時に夕食。
カレーライスとサバの味噌煮。
あと、温かいお茶を出してくれた。

 

 

 

食後は山小屋の周りを散歩する。
明日はここを登っていく。

 

 

 

18時くらいから皆さん寝始めていたようだが、もともと寝つきがそんなに良くない筆者はこんな時刻に寝れる訳がない。
さらに晩9時くらいからものすごい風が吹くようになり、その音で余計に眠れなくなってしまった。
結局、寝たのは1時間くらいだろうか。
酸素が薄いので、眠ってもすぐに息苦しくて目が覚めてしまう。
風が一向に止む様子がないので、下に降りて山小屋のスタッフに「この風で登れるか」尋ねることにした。
時刻は午前1時40分。
予定では午前1時に出発するはずだった。

 

 

 

風速計は 13.5m/s を示している。強風だ。
スタッフからは、「登れないことはないが、下山を考えてもよいくらいの風の強さだ」とのこと。
うーん、悩む。。。

 

 

 

(登山二日目8月30日)
午前3時50分、風が少し弱まったので、意を決して出発することにした。
当然辺りは真っ暗なので、ヘッドランプを装着して歩き始める。

 

 

 

暗闇の強風の中、ヘッドランプの灯りだけを頼りに、岩場を登っていく。
酸素が薄いのと睡眠時間が少ないのとで、少し進むだけで息が上がってしまう。

 

 

4:05、蓬莱館に到着。
きつかった岩場もここでようやく終わりである。

 

 

 

亀岩 八大龍神の石碑。
この後ろには亀岩があるが、暗くてシルエットしか分からない。

 

 

4:10、空が明るくなってきた。
本日の日の出時刻は5時15分である。
また、富士吉田市の夜景も見える。

 

 

登山道はこんな感じ。

 

 

 

4;50、白雲荘に到着。

 

 

おっ、日の出が近いぞ。
真正面にみえるのは山中湖。

 

 

 

絵のような景色に感動しながら歩く。
来てよかった。

 

 

 

次の山小屋が見えてきた。
ここで日の出を拝もう。

 

 

 

5:00、元祖室(がんそむろ)に到着。

 

 

吉田ルートは山頂に行かずとも、ご来光を拝むことができるのがメリットである。
ただし風もあり、すごく寒い。
筆者は、フード付きのフリースにライトダウンジャケット、手袋という出で立ちだった。
おっ、お日様が出てきたぞ。

 

 

 

冨士山天拝宮。
冨士山信仰の冨士道中興元祖・伊藤食行(じきぎょう)身禄が、享保18年6月13日~7月13日の31日間を庶民救済のため一日一椀の水だけの断食修行により六十三歳で即身入定された霊跡。
御遺体の石棺の上に小祠を建て、身禄堂・元祖室と称された。

 

 

このままさらに登ろうかとも考えた。
しかし、出発時刻が3時間も遅れたこと、今日は晴天のためこれから日差しを遮るものが何もないこと、そして何よりほとんど眠れなかったためかなり疲労していたこと、などから登頂を断念し、ここで下山することにした。

 

元祖室から下山道へのバイパスルートを進む。

 

 

こうすれば足が長く見えるかな。

 

 

下山堂は荷物運搬のブルドーザーも通る道。
砂埃が舞うような滑りやすい道なので、疲れてはいるが注意深く歩く。

 

 

 

6:30、七合目の公衆トイレ。

 

 

 

靴の中に砂や石が入ってくるのでゲイター(スパッツ)を装着して歩く。

 

 

 

右正面には山中湖が見える。

 

 

同じような道を3時間近く歩くので、下り道も結構きつい。

 

 

 

落石除けのシェルター道を通る。

 

 

 

おっ、カモシカ発見。

 

 

 

ようやく木が見えてきた。

 

 

 

上り道と下り道の合流点に到着。

 

 

 

7:00、六合目に到着。

 

 

7:35、五合目に帰ってきた。
7時40分発のバスに乗って富士山駅へ向かう。

 

 

 

バスに乗り、富士山駅に戻ってきた。
富士山駅から富士山を望む。

 

この日は朝9時にホテルに直行し、「一日分支払うので今から泊めてください」とお願いし、夕方まで爆眠した😄

 

 

(翌8月31日)
9:20、富士山駅バス停から路線バスに乗り、新幹線新富士駅へ向かう。

新富士駅の最寄りには田子ノ浦漁港がある。
というわけで、、、新富士駅直結の「まるごと駿河湾」さんへ。

 

 

お目当ては生シラスと桜エビ。
帰りには絶対食べようとそればかり考えていた。

 

 

帰りもこだま号で京都駅へ向かう。

 

 

 

筆者は東海道新幹線のエクスプレス予約会員なので、こだま号であれば格安で(普通車よりも安い価格で)グリーン車に乗ることができる。

 

 

木曜日に思い立って、金曜日に予約し、土曜日に出発するという、何とも無計画な旅となったが、それでも何とか富士山に登ることができた。
富士山は9月10日で閉山となるので、今年の富士登山シーズンは間もなく終了である。

 

とにかく山小屋で眠れないのがきつく、体力的にはかなりしんどかったので、来年登頂を再度トライするかといえばまだ分からない。

しかし、山の上から見た雲海や樹海などの景色は素晴らしく、行ってよかったといえるものであった。

体力に自信のある皆さんはぜひ富士登山にチャレンジしてみてください。

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