先日、大学時代の友人 T 君と食事をする機会があり、その時に T 君が山を登ってみたいというので「どこに登りたい?」と聞くと「比叡山!」という答えが返ってきた。
それならばということで、本日彼と二人で無動寺坂ルートを使って比叡山を登って、京都に下りるというコースで歩いてみた。
しかし今日の天気はあいにくの雪ということで、登山初めての T 君にとっては少々酷だったかな?
歩行日:2021年12月18日
出発地:京阪電車・坂本比叡山口駅(08:25)
到着地:京都市バス・修学院離宮道バス停(16:35)
総歩行距離:17.6 km
今日のルート。
比叡山を横断し、琵琶湖側から比叡山山頂を経由して京都まで歩くコース。
歩行軌跡をダウンロードしたい方はこちらからどうぞ。
8:25、今日もスタートは京阪電車・坂本比叡山口駅。
駅を出て、西に進む。
この時点で今日は雪の中の登山になることを悟る。
日吉大社の奥宮も寒そうである。
先方の横断歩道を西に行けば登山口である。
8:45、この鎖を越えて登山開始。
がんばるぞーっと筆者。
8:59、浄刹結界跡を通過。
この案内板から先は坂が急となる。
一つ目の祠までが急登なので、がんばって歩く。
9:12、一つ目となるお不動さんの祠に到着。
一つ目の祠を過ぎると坂は緩やかとなる。
9:19、二つ目の祠となる、正井観順阿闍梨さまの祠。
9:27、三つ目の祠となるお地蔵さま。
9:43、遠見岩で休憩。
T 君をパシャリ。
初めての登山が雪道とは大変だねー😁
段々と雪が増えてくる。
一応、軽アイゼンとゲイターを2人分持ってきてはいたが、雪は乾燥しているので結局使用せずとも歩くことができた。
川が流れる谷まで下りてきた。
ここから一気に登ると無動寺境内である。
10:07、獣除けの柵の中に入ると、無動寺の境内。
玉照院。
相応和尚入寂の地。
雪はこのくらい積もっている。
大乗院は親鸞上人ご修行の場所。
境内を西に進んでいく。
10:20、無動寺明王堂に到着。
琵琶湖側の景色はホワイトアウトで何も見えない。
11:45、お不動さまを参拝し、11 時からのお護摩に随喜し、阿闍梨さまからお加持をいただいた。
さすがに今日はこのような天気なので随喜する人は少なく、全員で5人だった。
お堂を出ると、雪の中にも少し晴れ間が見えた。
今日はご挨拶の予約をしていなかったので、このまま明王堂を出発する。
閼伽井。
12:05、坂本ケーブルの比叡山駅に到着。
東塔エリアに入り、昼食はそばを食べた。
T 君と相談して、延暦寺会館で定心房(じょうしんぼう)を買おうということになったのだが、あいにく今日は延暦寺会館は閉館となっていた。
延暦寺会館横のお不動さまを参拝。
三面大黒天さまが安置された大黒堂。
根本中堂の薬師如来さまを参拝。
石段を上っていく。
大講堂。
階段の上は先日拝観した戒壇院。
阿弥陀堂。
これも先日拝観した法華総持院東塔。
今日は京都まで歩いていくので、阿弥陀堂と東塔の間を通って進む。
13:50、延暦寺境内を出発し、まずは比叡山山頂まで登っていく。
14:10、大比叡山頂に到着。
実は、比叡山という名の山は存在しないことをご存知でした?
比叡山は延暦寺の山号であり、大比叡(おおひえ、だいひえい)と四明岳の二峰の総称である。
まあでもハイキングする人は比叡山の山頂といえば、ここのことを指している場合が多い
T 君に撮ってもらう。
筆者と T 君でパシャリ。
T 君は雪道の歩行ということでもっと辛そうにするかと思いきや、雪の中ではしゃいでいたので一安心😄
それでは下山しよう。
空はだいぶ晴れてきたぞ。
歩いてきた道をパシャリ。
北向き。
南向き。
京都方面に下りていく。
ケーブルカーの駅に到着。
京都側の浄刹結界の跡。
きらら坂を下っていく。
以前は赤山禅院の方へ下りて行ったが、今日はきらら坂を下って修学院の方へ下りていく。
水飲対陣跡(みずのみたいじんのあと)。古戦場のひとつ。
この石碑自体は大正10年に建立された。
後醍醐天皇の忠臣であった千種忠顕(ちくさただあき)が建武の新政後、足利軍と戦って戦死した場所を示す石碑。
この戦い(延元の乱)の後、後醍醐天皇は吉野に逃れて南朝を開き、南北朝時代の始まりとなった。
だいぶ下りてきたので雪もなくなってきた。
16:15、きらら坂登山口まで無事に下山した。
音羽川(おとわがわ)とそれにかかるきらら橋。
16:35、修学院離宮道バス停からバスに乗って京都駅へ向かう。
今日はよく歩きましたということで、T 君と一緒に、京都駅近くの筆者がよく行く「京ちゃばな」へ向かう。
大根のステーキ。上にはウニが乗っている。
サーモンのカルパッチョ。
鶏の岩塩焼き
チーズフォンデュ
だし巻き
和そばの焼きそば(アボガドソース)
トマトのお好み焼き
今日の山行は確かひと月前くらいから決めていたと思うが、まさかこんな雪になるとは想像していなかった。
それにもかかわらず、登山に付き合ってくれた T 君には感謝しかない。
彼も山歩きが気に入ってくれたみたいなので、今後も一緒に歩ければなと思っている。