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比叡山延暦寺

比叡山延暦寺 登山 無動寺明王堂での護摩供

9月に入りようやく涼しくなって比叡山を登れるかなと思い、計画を立てたのだが、本日の予想最高気温は35度であった。
それでも、お山に上ってしまえば涼しいだろうと安易に考えていざチャレンジ。

歩行日:2019年9月8日
出発地:京阪・松ノ馬場駅(7:30)
到着地:横川バス停(15:45)
総歩行距離:15.5 km

本日のルート。
本日の目標は坂本から坂本まで、比叡山を一周することだったのだが、
筆者が熱中症のため横川でリタイヤしたのだった。

出発はいつもの松ノ馬場駅。
7:30 に到着したが、気温は既に30度を超えていたように思う。

空の色と雲の形は完全に夏模様である。
いざ出発!

7:35、途中の道しるべ。
これから向かう無動寺と、北に300m行ったところにある頬焼地蔵尊(妙行院)の二寺が案内されている。
道中の安全を祈願しておいた。

県道47号線に出て、南に50mほど行くと無動寺坂の入口に到着する。
前方にうっすらと見える横断歩道が無動寺坂入口である。

7:45、ここから少々きつい坂を登っていく。

以前、阿闍梨(あじゃり)様と歩いた時に教えていただいたのだが、
浄刹結界(じょうせつけっかい)から一つ目の祠(ほこら)までが道中最もきつい坂であるとのこと。

8:40、一つ目のお不動さんの祠を過ぎると、勾配は少し緩やかになり、二つ目の祠である正井観順(まさいかんじゅん)阿闍梨の祠に着いた。
樒(しきみ)の葉が青々としている。仏花を供えた石柱には「正井行者(まさいぎょうじゃ)」と彫られている。

9:20、早くもバテてきだし、何度も休憩をとる。
景色の良い場所で一枚。

9:22、紀貫之の墓へ行く道との岐路。無動寺谷方面へ向かう。

早くも熱中症の症状が出てきたので、本日は写真は少なめ。

9:40、バテているのだが、ちゃっかり寄り道はする。
これは歴代の阿闍梨様を祀る供養碑へ向かう始点にあるお地蔵さん。

10:00、ようやく最初のお堂である玉照院に着いた。
ここは阿闍梨様がお住まいになっているところ。

穴太衆(あのうしゅう)積みの石垣の横を進む。

10:20、ようやく無動寺明王堂に着いた。
前回歩いたときはここまで1時間半だったが、今日は休憩が多かったのでその倍の3時間かかっている。

今日は護摩木だけをお願いして次に進もうと考えていたのだが、この日は昼から横川で阿闍梨様の護摩祈祷があり、
そのため明王堂の護摩供(ごまく)もいつもより20分早くスタートするとのことであった。
せっかくなので、阿闍梨様から護摩供を受け、お加持を授けていただき出発した。

明王堂のお不動さんに供える水はこの「閼伽井(あかい)」から汲まれる。

日差しが強くなってきたが、下にくらべると気温はずいぶん低い。

途中、コクワガタ(♀)を発見。こんな明るいときに見つけるのは珍しい。

これは赤いコガネムシ(センチコガネ)。

無動寺参道の鳥居をくぐる。

12:30、坂本ケーブルの延暦寺駅から一枚。
遠くには竹生島が望める。

13:30、根本中堂は2026年まで改修中。

時間をロスしたので、東塔エリアは根本中堂だけお参りして、西塔エリアへ向かう。

13:50、西塔エリアへ向かう途中にある弁慶水。
武蔵坊弁慶が山王院に参篭していたとき、ここの水を汲んで仏様に供えていたという霊水。
天然の湧き水であり、このような水があればこそ、ここに延暦寺を開くことができたともいえる。

14:00、浄土院に到着。
ここは、侍真僧が十二年籠山行を行う場所。
掃除地獄ともよばれるように、庭は掃き清められている。

菩提樹と沙羅双樹に囲まれ、極楽浄土の雰囲気を醸し出している。
正面に見えているのは拝殿であり、ちょうどこの真裏に伝教大師・最澄様の御廟がある。
この日は改修中であった。

14:15、西塔エリアのにない堂に到着。
向かって左が常行堂であり、この日は常行三昧(じょうぎょうざんまい)とよばれる厳しい修行が行われている最中であった。
常行三昧とは、本尊の阿弥陀如来の周りを90日間「南無阿弥陀仏」と唱えながら歩き続ける修行である。
この写真には四種三昧(ししゅざんまい)と書かれているが、四種三昧とは、常坐三昧・常行三昧・半行半坐三昧・非行非坐三昧を指す。

こちらは法華堂。
半行半坐三昧を行うための堂宇であり、この日も読経の声が聞こえていた。

14:20、にない堂をくぐって石段を下りると、西塔エリアの本堂である釈迦堂に到着した。
本尊は最澄さん自作の釈迦如来。
この日は外から参拝して、お堂左側から横川エリアへ向かった。

筆者は比叡山には何度も登っているが、弥勒(みろく)の石仏はまだ見たことがなかったので立ち寄ることにする。

案内板の上にはザトウムシ。

その途中、聖観音(十一面観音?)さんがひっそりと立っておられた。

少し行くと、香炉ヶ丘とよばれる広場(十字路)に出る。
西側には相輪橖(そうりんとう)という塔があり、写経が収められている。


一方、東側には弥勒菩薩の石仏があった。
この石仏はカコウ岩製であり、比叡山の中では最古の石仏(鎌倉時代初期、1200年頃)といわれている。
光背が3分の1ほど欠けているが、これは信長による焼き討ち(1571年)のときに割れたものと考えられている。
しかし、今から800年も昔に作られた石仏が焼き討ちのような困難を乗り越え、今現在もこうして見ることができるのは感慨深い。合掌。

弥勒の石仏のすぐ近くにはわらべ地蔵さんがおられるのを同行の仲間が見つけてくれた。

14:30、西塔を抜けて横川へ向かう。

この辺りの道は山の稜線に沿って走っており、峰道(みねみち)とよばれ、回峰行者道であると同時に、ハイキングコースでもある。

同行の仲間はスイスイ歩いていくが、筆者は熱中症のためフラフラしながらついていく。

玉体杉まであと600m。

玉体杉の手前でシマヘビを発見。今回の歩行では、シマヘビを2匹見つけることができた。

15:20、玉体杉に到着。

玉体杉から見た京都の街並み。

本当は横川を経て、日吉大社に下りていく予定だったのだが、筆者が熱中症のため、横川からバスで帰ることになった。
最終バスは横川16:10発なので、荷物を持ってもらいながら一生懸命歩く。

15:45、横川駐車場に到着。帰りのバスから見た景色。

今回、同行してくれた仲間には荷物を持ってもらうなど、多大な迷惑をかけてしまった。
この場を借りてお詫び申し上げます。
途中でリタイヤしてしまったのは残念だが、弥勒の石仏等、これまでみたことのない仏像が見れて感激した。
比叡山には瑠璃堂や慈忍和尚廟など、筆者がまだ行ったことがない場所も多々あり、今後の楽しみとしたい。
皆さんも山を歩かれるときは熱中症に気を付けてくださいね。

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