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西国三十三所 大阪歩き

西国三十三所観音巡礼 第二十三番札所・勝尾寺~箕面大滝

大阪府北部(北摂)の山道は2018年9月の台風21号で壊滅的な影響を受けており、ほとんどのハイキングコースが通行止めとなっていた。
「明治の森箕面国定公園」における通行止めの現況を見てみると、勝尾寺から箕面(みのお)大滝に抜ける道が開通されていたため歩いてみることにした。
勝尾寺(かつおうじ)はこれまでもご紹介したように西国三十三所の第二十三番札所である。

歩行日:2019年9月14日
出発地:阪急バス・小野原バス停(10:10)
到着地:阪急バス・箕面高校前バス停(16:50)
総歩行距離:20.0 km

本日のルート。
国道171号線沿いにある勝尾寺口から勝尾寺まで4km登山した後、東海自然歩道を南西に進み、
箕面の滝に向かった。

10:10、本日のスタートは阪急バス・小野原バス停である。
このバス停は大阪メトロ・千里中央駅や JR 茨木駅から20分ほどで来れるので便利である。

小野原バス停で降りて、南に50mほど進む。

「あほや」というたこ焼き屋さんの前を東西に走る道路が、由緒ある西国街道(さいこくかいどう)である。

西国街道を西に進む。
小野原は笹川良一が生まれ育った地であり、今でも笹川一族が多く住んでいる。
この辺りの屋敷の表札には「笹川」の名が並んでいる。

常夜燈が置かれているのも、ここが旧街道であることを示している。

西国街道を 1km ほど西に行くと、勝尾寺の入口にあたる鳥居に着く。
奥に見える信号の所を国道171号線が走っている。

扁額には「勝尾寺」と書かれている。

入口といっても、ここから勝尾寺まで 4km もある。
昔はここから勝尾寺まで徒歩で参拝していたのだろうが、今ではここから歩いて勝尾寺まで行く人はそういないだろう。
また、さらに西に進むと赤穂浪士として活躍した萱野三平の旧邸宅がある。

鳥居の横には石標が置かれている。

鳥居をくぐって北に進む。ここにも石標があるが、風化しており判読できない。

さらに北に進むと帝釈寺に着いた。帝釈寺の宗派は高野山真言宗。山号は宝生山。
清和天皇(850-881年)が勝尾寺へ行幸された時、途中この帝釈寺に立ち寄られた。
そして、勝尾寺を内院と称して、帝釈寺を外院(げいん)とよばれた。
今でも、この付近の地名は外院とよばれている。

鐘楼。

本堂。本尊は帝釈天。

不動明王が祀られていたので、道中の安全をお不動さんにお祈りする。

帝釈寺を出て、さらに北に進む。

10:53、外院二丁目の交差点を北上し住宅街を抜けると、勝尾寺への山道に入る。

徐々に道が細くなっていく。

イノシシ除けの柵を通り過ぎると山道となる。

分かりやすい地図が頻繁に出てくるので、GPS と組み合わせれば迷うことはないだろう。

山道を進む。

しばらく行くとベンチが見えた。

このベンチこそ、今年の6月に逮捕された、拳銃を奪った強盗殺人未遂犯が寝ていたベンチである。
逮捕されたときにはこのベンチの下に拳銃を隠していたという。

G-4 まで来た。ここからしらみ地蔵方面へ向かう。

坂はきついが、前回訪れた時と比較して、道はずいぶん整備されている。

「㔫 大坂」の石標。㔫は左の意味。

しらみ地蔵へ向かう。

この辺りから平坦になってきた。

11:37、しらみ地蔵に到着。しらみ→白巳→シロヘビということで、水神信仰にまつわる雨乞いを意味するといわれている。
ただ、以前紹介した、翼の生えたお不動さんと同じく、隠れキリシタンが聖母マリアに見立てて祈ったともいわれている。

ここからまた少し登る。

11:53、八天石蔵(はってんいしぐら)は勝尾寺境内周辺に点在する遺跡群であり、中世に寺領表示のために設置されたものである。
ここでは八天(四天王と五大明王(不動明王を除く))のうち、軍荼利明王(ぐんだりみょうおう)の石蔵が出土している。いつか八天石蔵探しの旅もしないといけないな。

ここから参道らしくなってくる。

四町石。一町は110mなので、勝尾寺まであとおよそ440m。

参道を下っていく。

ここから左折して5号線に進むと、箕面大滝に抜けることができるが、今日は勝尾寺を参拝してから滝に行くので直進する。

下っていく。

スタートの勝尾寺口の大鳥居から 4km 歩いたことになる。

車道と横断歩道が見えてきた。

12:05、勝尾寺に到着。
勝尾寺の宗派は高野山真言宗。山号は応頂山。西国三十三所の第二十三番札所である。
奈良時代、開成皇子(かいじょうおうじ)の開基にかかると伝えられ、上述したように清和天皇も行幸されている。
開成皇子の御陵は勝尾寺の北部にあり、筆者も後で訪れる。

参拝の前に入口にあるレストランで昼食をとる。
おでんを注文したのだが、撮影し忘れてしまった。

お土産は前回と同じく、「勝ちグミ」。

さて、拝観料400円を納め、境内に入る。
こちらは仁王門。北摂の寺院の中で仁王門があるのは、総持寺久安寺、そして勝尾寺である。

阿形(あぎょう)さん。

吽形(うんぎょう)さん。

仁王門の裏側には獅子さん。これも阿吽の形。

勝尾寺の名物(?)である弁天池の橋にかかるミスト。

池の真ん中には弁天堂。

弁天さんにもお参りする。おん そらそばていえい そわか。

勝尾寺は勝ちダルマでも有名。至る所にダルマが置かれている。

お不動さんにご挨拶。

本堂と大師堂へは石段を上っていく。
途中、多くの両目の入ったダルマが奉納されていた。

石段を上る。

三宝荒神社。日本最古とのこと。

大師堂。左の入口からは遍路のお砂踏みができる。

勝尾寺の本堂。本尊は十一面観音(秘仏)。

鐘楼。

梵鐘の足元にもたくさんのダルマが置かれている。

ここにもダルマさん。遠くには大阪平野が望める。

不動堂。お不動さんの周りには四大明王が安置されている。

奥に多宝塔が見える。

境内の中でも最も高い所まで来た。先に見えるのは二階堂。
ここだけは浄土宗の堂宇である。
ただ、今日は左折してさらに上り、東海自然歩道に向かう。

ここから勝尾寺を出て、再び山道となる。

眼下に二階堂を望む。

獣除けの柵をくぐり、山道に入る。

東海自然歩道を西に進む。

F-5 の地点に来た。

さらに西に進む。この辺りは稜線になっているようで、日差しがきつい。
ただ、麓に比べればずいぶん涼しい。

13:30、勝尾寺を開基された開成皇子の御陵に到着した。

さらに西に進む。

最勝ヶ峰の山頂。

13:40、チャートに到着。赤石はこの辺りもかつては海底だったことを示している。

ここからは下っていく。

ベンチで休憩。

F-6 地点に到着。

ここからは南下する。

歩道を渡る。

歩道橋からは箕面川ダムが見える。

14:15、政の茶屋に到着。この辺りは東海自然歩道の西の起点にあたる。

ここから車道を歩いて箕面大滝まで行こうと思ったのだが、去年の台風のため未だ通行止めであった。
引き返すこともできず、遠回りになるが自然研究路3号線を行くことにした。

自然研究路3号線はいきなりの急登である。今旅で最もきつかった。

ここから自然研究路2号線に入る。

野生のお猿さんを発見。箕面のサルはかつては有名だったが、現在では山に追いやられたと聞いていた。
この付近に生息していることが確認できた。

14:50、E-8 地点に到着。ここで間違えずに左折して下りる必要がある。

ここから下りていく。

何とか進めるが、未だ倒木がひどい道を進む。

本当に進めるのか不安になったが、かがんだり跨いだりして何とかクリアした。

15:10、2号線の起点に到着。

車道が見えてきた。

車道を滝方向に進む。

箕面公園の案内板。

15:30、箕面大滝に到着。
途中、通行止めや倒木などで緊張を強いられたので、ホッとする。

箕面駅方面に進む。

箕面川にオオサンショウウオを発見!

昆虫館の横を通り過ぎる。

阿弥陀さん。

町が近くなってきた。

16:25、阪急・箕面駅に到着。

マンホールにも箕面の滝が描かれている。

箕面駅を 1km ほど南下する。

16:49、箕面高校バス停から JR 茨木駅行きのバスに乗って帰宅。

勝尾寺まで登り、そこから箕面の滝まで下りるというルートを歩いてみた。
上を歩いているうちは涼しく、確かに秋が近づいていることを確認させてくれた旅であった。

次は八天石蔵を全部回ってみよう。だけど、30km くらい歩くことになるらしいので、先ずはトレーニングしないと。

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